俳優のジム・キャリーが、過去にあと10分しか生きられないという状況に陥ったというまさかの出来事を振り返った。(フロントロウ編集部)

ハワイでまさかの余命宣告を受けたジム・キャリー

 映画『マスク』や『エターナル・サンシャイン』などで知られる俳優のジム・キャリーが、以前ハワイに滞在していた時に告げられたまさかの“余命宣告”を振り返った。

画像1: ハワイでまさかの余命宣告を受けたジム・キャリー

 先日、ジムは米人気トーク番組『The Tonight Show(ザ・トゥナイト・ショー)』に出演。今月新たに刊行した共著『メモリーズ・アンド・ミスインフォメーション(原題:Memoirs and Misinformation)』について語った中で、2018年にハワイに滞在中に起きた出来事について回想した。

 ジムは書籍の表紙に描かれた、絶望しているようにも、無心になっているようにも見て取れる何とも言えない顔をした自身の表情について、「これは、あと10分しか生きられないと告げられた時の僕の表情なんだ」と説明。2018年にハワイに滞在していた時に、弾道ミサイルが間もなく飛来してくるという、誤った情報が伝えられた時の表情だと明かして、当時について次のように振り返った。

画像: ジムの共著『メモリーズ・アンド・ミスインフォメーション』 sites.prh.com

ジムの共著『メモリーズ・アンド・ミスインフォメーション』

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 「正しい情報ではなかったんだけどね。ハワイにミサイルが飛んでくるっていう、誤った情報が伝えられたんだ。僕もその場にいたんだよ。執筆をしていたんだ」とジム。「アシスタントのリンダから電話があって、泣きながら、『私たちには、あと10分しか残されていません』って言われたんだ。『どういう意味?』って僕が訊くと、『ミサイルが迫っているんです』って言うんだよ」

画像2: ハワイでまさかの余命宣告を受けたジム・キャリー

 現地時間2018年1月13日、当時ハワイにいた一部の人々が「弾道ミサイルがハワイに迫っています。すぐに避難場所を探してください。これは訓練ではありません」という情報を受け取っており、その後、このアラートの配信が「訓練」だったことが判明した。

余命宣告を受けた後のジム

 当時ちょうどハワイに滞在していたジムは、誤情報だったことが明らかになる前に、娘のジェーンに会うためにどうにかハワイを脱出しようとしたものの、「島を出ることはできなかった」のだそう。

 「ある疑問が頭をよぎったよ。『みんなで一緒にいたほうがいいのか?』ってね。『車の中では死にたくない』と思ったんだ。それで、別れを告げなければいけない状況になったんだよ」とジムは当時の切迫した状況を振り返った。

画像: 余命宣告を受けた後のジム

 ジムはミサイルが来るまでの残されている時間で、「感謝していることを振り返ることにした」として、次のように続けた。「神様に正直になって、それまでの人生で自分に起きた素晴らしいことの数々や、いかに恵まれていたかについてずっと考えていたよ。愛に満ちていたね。清らかな気持ちになってから、(ミサイルの情報が)誤報だったと気がつくまで、2分の猶予があったんだ。それまではずっと目を閉じて、素晴らしい人生だったって感謝していたよ」

 エピソードの後半は当時の状況についてしんみりと振り返っていたジムだったけれど、司会のジミー・ファロンから誤報だったと判明した時のことについて訊かれると、コメディ俳優らしく、「めちゃくちゃ頭にきて、ブチギレたよ」と冗談まじりに語った。(フロントロウ編集部)

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