Netflix史上最も視聴されたドラマ『ウィッチャー』
ドラマ『ウィッチャー』は、現在シーズン1まで配信済みのNetflixオリジナルドラマ。全8話で制作されたアクション満載のダーク・ファンタジーで、2019年12月20日の配信開始からわずか4週間で“Netflix史上最も視聴されたシーズン1”と公式発表された大人気作品。
原作は、ポーランドの小説家アンドレイ・サプコフスキによる小説で、『ウィッチャー』シリーズとして日本語にも翻訳されている。全世界での発行部数は、なんと300万部以上。また、本作はゲームにもなっており、2015年に発売された『ウィッチャー3ワイルドハント』の米国パッケージ売上は、2018年に比べ554%も増加したと米リサーチ会社NPDが発表している。
そんな人気作品の実写版であるドラマ『ウィッチャー』で主人公のゲラルトを務めているのは、『マン・オブ・スティール』や、『コードネーム U.N.C.L.E.』のヘンリー・カヴィル。ヘンリーは自他共に認める『ウィッチャー』オタクで、ゲーム『ウィッチャー3ワイルドハント』を何度もクリアし、原作も読み尽くしている。
ゲラルト役をどうしても演じたかったヘンリー・カヴィル
彼はかねてより実写版のウィッチャーを演じたいと考えていたそうで、Netflixが『ウィッチャー』の制作を始めると聞いたときに、自ら出演したいと名乗りをあげたという。彼はあらゆる手を尽くし制作者とのミーティングにこぎつけたはいいものの、なんと、ゲラルト役を断られてしまったという。
なぜなら、そのときドラマ『ウィッチャー』はまだ制作の計画が始まったばかりで、脚本も何も決まっておらず、ショーランナーのローレン・シュミット・ヒスリックでさえ、物語がどうなるのか全く分かっていなかったから。ローレンは、まだ配信するかどうかすら完全決定していない早い段階から執拗に役について交渉してくるヘンリーにうんざりしてしまったそうで、米Vultureで「彼はすごく面倒だった」と明かしている。
ところが数ヶ月後、彼女が脚本を書き終えてゲラルト役に適任な人は誰か考えていたとき、ふとミーティングでのヘンリーの声が頭をよぎったそう。オーディションには200人を超える俳優が応募してきたものの、彼女は再びヘンリーに会い、適切なオーディションを経て彼をゲラルト役に決定。ヘンリーは、一度は制作者にフラれてしまったものの、みごと役をゲットした。
そんなヘンリーは最近趣味のゲーム好きが高じて、ゲーミングパソコンを自作。「万人向けじゃないんだけど」と前置きしつつ、タンクトップ一枚でパソコンを組み立てるその様子を収めた動画をインスタグラムにアップしたところ、「ホットすぎる」とSNSで話題に。「Hot Nerd(ホットなオタク)」「Sexy Nerd(セクシーなオタク)」と盛り上がった。
(フロントロウ編集部)