「ALREADY」のMVがアルバムに先駆け公開
近年は、告知せずサプライズでアルバムをリリースしてきたシンガーのビヨンセだったけれど、新しいアルバム『Black Is King（ブラック・イズ・キング）』は方向性を変え、リリースの約1ヵ月前に発売することを告知。
『Black Is King』はDisney+（ディズニープラス）から米時間7月31日に世界同時配信されることが決定しており、リリース告知後から何度かティーザーを公開。その豪華すぎるティーザーは、毎度注目を浴びた。
そしていよいよアルバムリリースを翌日に控えた米時間7月30日に、アルバムに収録されている「ALREADY（オーレディ）」のMVが公開された。今回MVが公開された「ALREADY」は、シャッタ・ウェールやDJのディプロ率いるメジャー・レイザーが楽曲に参加しており、元々はビヨンセが制作に携わった映画『ライオン・キング』のインスパイアード・アルバム『The Lion King: The Gift（ザ・ライオン・キング：ザ・ギフト）』に収録されていた楽曲。その楽曲にMVをつけたものが今回公開された。
これまで多くの黒人をサポートしてきたビヨンセらしくダンサーはほぼ全員黒人を起用しており、パワフルなMVに仕上がっている。
『Black Is King』は情熱のプロジェクト
今回のアルバム『Black Is King』は、元々映画『ライオン・キング』のインスパイアード・アルバム『The Lion King: The Gift』のコンパニオン・ピース（姉妹アルバム）として撮影され、黒人の祖先の幅広さと美しさを祝ったもの。
ビヨンセはアルバムについて「このビジュアルアルバムでは、ブラックヒストリーとアフリカの伝統の要素を、現代的なひねりと普遍的なメッセージで表現し、自分のアイデンティティを見つけてレガシーを構築することの真の意味を伝えたかった」とインスタグラムで明かしている。
この作品を作り上げるのにビヨンセは週7日、昼夜問わず働いてきて、あまりに働きすぎなビヨンセを見て思わず母親のティナが「（アルバムの制作に）夢中になりすぎでは？」と注意するも、ビヨンセは「ママ、今この作品が必要とされているの！これまで以上に！全てはアフリカからはじまったの！これはとても価値のあるものになる」と言い、アルバム制作を止めなかったという逸話があるほど、ビヨンセがこだわりぬいて作ったアルバム。
そんなビヨンセの魂が込められたアルバム『Black Is King』は、米時間7月31日にDisney+（ディズニープラス）で公開される。（フロントロウ編集部）
