呪いの人形アナベル
アナベルは、映画『死霊館』シリーズに登場する人形で、実在するアメリカに実在する呪いの人形をモチーフにしたもの。
2019年に公開された映画『アナベル死霊博物館』は、超常現象研究家のウォーレン夫妻の家に強烈な呪いを持つ1体の人形「アナベル」が運び込まれたことからはじまる。アナベルは地下の博物館で他の呪われた品々とともに厳重に封印されていたものの、夫妻が仕事で家を空けた夜、娘ジュディの年上の友人であるダニエラが“決して入ってはいけない”と言われていた博物館に勝手に入り込み、アナベルの封印を解いてしまい、そこから恐怖のどん底に陥れられるというストーリー。
そんな恐ろしすぎる人形のアナベルは、未曾有の大流行が止まらない新型コロナウイルスの状況下で一体どんな生活を送っている?『アナベル死霊博物館』の制作会社ニュー・ライン・シネマは、現在のアナベルの様子を公式Twitterで公開した。
コロナ禍で暇をつぶすアナベル人形
新型コロナウイルス大流行の影響で街がロックダウンされ、自主隔離を余儀なくされているのは人間だけではなく、呪いの人形アナベルも同じよう。彼女はこのコロナ禍下で、様々なことをして時間を潰している。
Wonder what Annabelle has been up to in quarantine? Happy National Doll Day! pic.twitter.com/E6Dq2TtaLi
— New Line Cinema (@newlinecinema) August 2, 2020
自粛が始まって4日目までは誰もいないオフィスで大人しく椅子に座っていたアナベル。しかし5日目にはもうじっとしていられなかったようで、ポップコーンを作って、自身の出演作をシアタールームで楽しんでいる。7日目には、まるでリゾート気分でサングラスをかけてシャンパン片手にカンパイ。それから業務用コピー機で自撮りしてみたり、日本で有名なネコのキャラクターとパジャマパーティしたりと、なんだかんだ楽しんでいる様子。
ところが1ヶ月をすぎたあたりから、暇をつぶすのにも飽きてきたようで、キーボードの上でガックリしたり、ボーッと金魚を見つめたり、ミラーボールをつけた部屋でぐったりしたり。だんだんやる気もなくなってきたみたい。99日目にはVRヘッドセッドをつけて椅子をぐるぐる回し、141日目には西洋版「こっくりさん」で「退屈?」と幽霊に聞いてみると「うん」と返事が。自主隔離が長引きすぎて、アナベルだけでなく幽霊も暇をしているよう。
外出時にはちゃんとマスクをつけてゴルフカートに乗ってお出かけ。動画はここで終わっており、動画には続編があることを示唆する文字が。
呪いの人形として全米を震撼させるアナベルも、さすがに新型コロナウイルス下では人々を呪いにも出かけられないようで、自分のテリトリーで大人しく過ごすも、だんだんと一人の暇つぶしにも飽きてきているみたい。ちなみにこの動画は、「世界ドール・デー」という、2015年に制定された8月の第1日曜日の記念日に合わせて公開された。(フロントロウ編集部)