エミネム＆リル・ウェインが曲作りの裏側を明かす
これまでに数々のヒット曲を世に送り出してきた人気ラッパーのエミネムとリル・ウェインが、Apple Music（アップルミュージック）のラジオ番組『Young Money Radio（原題）』で曲作りの裏側について語った。
過去に何度かコラボ歴がある旧知の仲として知られる2人は、そろって曲作りの際に必ず“あること”をするという。
それは、グーグル検索。
でもグーグルを使って一体何を調べるのか？ その目的について、リルは「マジで何かする時は必ずグーグル検索をするんだ。俺の検索履歴にいって、（Lil Wayneの頭文字の）『L』って打って最初に出てくるのは『リル・ウェイン 歌詞（Lil Wayne Lyrics）』だよ。グーグルで自分の曲の歌詞を調べて、前に同じことを言ってないか確かめないと（笑）」と説明。曲作りの際は、毎回、自分が過去にリリースした楽曲で同じフレーズを使っていないかちゃんと確認していることを明かした。
このリルのカミングアウトに対し、エミネムも驚いたように「オー・マイ・ゴッド！神に誓うけど、俺も同じことをやってる」と激しく同意。リルが冗談っぽく「俺らがこの仕事をずいぶん長いことやってるって証拠だな」と返すと、エミネムは「ああ、そうだね。じつは昨日の夜やったばかりだ。おかしくてしょうがないね。俺は5年前くらいからずっとやってる。（すでに使用済みの歌詞だと発覚した後に）ああ、そういえばこうだったって気付くんだ」と続けた。
少々意外な感じもするが、“良い歌詞を思いついたと思ったら、自身が過去にリリースした楽曲で使用済みの歌詞だった”というのは、ラッパーとしてのキャリアが長い2人ならではのあるあるのようで、リルは「マジでその通り。（思いついた歌詞が）どおりでイケてると思ったんだよってなる」と、グーグル検索した結果、過去に使ったフレーズだとわかって妙に納得することがあると話した。
わざわざグーグル検索をして事前に入念なチェックをするあたりに、2人のプロ意識の高さを感じる。（フロントロウ編集部）
