ジョーイ・キングが、伊坂幸太郎の小説『マリア・ビートル』を原作とする映画『ブレット・トレイン(Bullet Train)』に出演することが発表された。(フロントロウ編集部)

ジョーイ・キングが『マリア・ビートル』に出演決定!

 前作に続き主演したNetflixのオリジナル映画『キスから始まるものがたり2』が大ヒットを記録している俳優のジョーイ・キングが、日本の小説家、伊坂幸太郎の著書『マリア・ビートル』を原作とするハリウッド映画『ブレット・トレイン(Bullet Train)』に出演することが発表。

 ジョーイは、すでに出演が伝えられている映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のブラッド・ピットと初共演を果たすこととなる。

画像: ジョーイ・キングが『マリア・ビートル』に出演決定!

 2010年に角川書店から出版された『マリア・ビートル』は、東京から盛岡へと向かう東北新幹線を舞台に5人の殺し屋たちがバトルを繰り広げる作品。2004年に出版された小説『グラスホッパー』の続編として書かれた作品で、『グラスホッパー』は、生田斗真、浅野忠信、山田涼介をメインキャストに迎えた実写映画が2015年に日本で公開された。

 ジョーイはブラッドに引き続き、メインキャラクターとなる5人の殺し屋のうちの1人を演じると米Deadlineが報じている。


出演報告に作品の「ヒント」が?

 『デッドプール2』や『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』といった大ヒットアクション作を生み出したデヴィッド・リーチ監督がメガホンを取る映画『ブレット・トレイン』は、その舞台が原作の『マリア・ビートル』と同じく日本となるのかどうかは現時点では発表されていない。

 そんななか、ジョーイが『ブレット・トレイン』への出演決定を報告したインスタグラムの投稿には、同作にはやはり日本が絡んでいることを予感させるヒントが。

 ジョーイは、第一報を伝えた米Deadlineの記事の見出し部分のスクリーンショットを投稿し、「すごくワクワクする。なんだか信じられないんだけど!これって現実?」と感無量の様子でコメント。

 これには、殺し屋を意味すると見られる「悪魔」、「新幹線」、「ナイフ」、そして「日本の国旗」(※)の絵文字が添えられており、物語の舞台が日本である可能性を匂わせた。

※インスタグラムではうまく表示されていないが「JP」と入力されている。

 もしかしたら、ジョーイは、“日本の作家が書いた、日本の人気小説”という意味で日本に関する絵文字を使用した可能性もあるが、果たして? 

 同作は、疾走する超特急列車の車内がおもなストーリー展開の場となる。それだけに、新型コロナウイルス禍でもキャストや撮影陣の安全を確保し、検査等に関する厳しい規制のなかでも比較的撮影が進めやすい作品として、配給のソニー・ピクチャーズが今秋のすみやかな撮影開始を決定した。

 ブラッドと同じく、ジョーイが演じる殺し屋の役名は現時点では明かされていないが、米Deadlineは、ジョーイの役どころは5人の殺し屋たちの中で唯一の女性キャラクターとなるようだと伝えている。


ジョーイはさらなるブレイクが期待される注目の俳優

 ジョーイは、ブレイク作となった2018年のNetflixオリジナル映画『キスから始まるものがたり』の続編である『キスから始まるものがたり2』が7月末に配信スタート。

 同作は、月末配信開始ながら、アメリカやカナダだけでなく、日本やイギリス、フランスでも「Netflixで最も視聴された作品」の月間トップ10圏内に。第3弾が2021年に公開されることも発表されている。

 『キスから始まるものがたり』では、恋愛下手な女子高生をコミカルに演じてティーンや20代を中心に人気を獲得したジョーイだが、もともとは子役出身で、演技力も抜群。

 その一方で、2019年には、実在の虐待・母殺し事件を題材にしたHuluのオリジナル・クライムドラマ『見せかけの日々』に主演。

 母親から実際には患っていない病気を背負っている“フリ”をさせられ続ける少女という難しい役どころを、自分の髪を剃り落して丸坊主へアになって好演し、プライムタイム・エミー賞やゴールデン・グローブ賞ほか数々のアワードの主演女優賞にノミネートを果たした。

 Deadlineは、ブラッドを主演に迎えた話題性十分のアクションスリラー作品である『ブレット・トレイン』への出演を通じて、ジョーイには今後、マーベル映画『アイアンマン2』でアクション俳優としての道も開けたスカーレット・ヨハンソンや、トム・クルーズ主演の映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』でハードなアクションに挑戦したエミリー・ブラントのようなキャリアが待ち受けているのではないかと予想している。

 ブラッドとジョーイが出演する映画『ブレット・トレイン』のほかのキャストには、一体どんな俳優たちが起用されるのか、続報に注目。(フロントロウ編集部)

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