『The Head』は一体どんなドラマ?
ドラマ『The Head』は、2020年6月12日からHuluで配信が始まったオリジナル作品。エミー賞を受賞したドラマ『HOMELAND/ホームランド』のエグゼクティブ・プロデューサー、ラン・テレムが製作総指揮を担当し、ヨーロッパ最大級の制作会社であるTHE MEDIAPRO STUDIOが主導のもと制作された。
本作の舞台となるのは、無限の暗闇と氷河に囲まれ、“地球上でもっとも隔離された場所”とも言われる南極。そこにひっそりと佇む陸の孤島のような科学研究基地で、見るも無残な遺体となって7人の研究員の姿が発見される。行方不明者、および生存者の身には一体、何が起こったのか?
まるで人狼!『The Head』のみどころ
南極を舞台にした『The Head』は、人間の業をえぐり出す心理合戦や、誰も予想がつかない展開が渦巻く極限心理サバイバル・スリラー。まるで人狼ゲームのように、何が本当なのか、誰が嘘をついているのか、見ている方もハラハラし、疑心暗鬼になってしまうところが魅力の一つ。意味深っぽい発言や行動、カメラワークに、視聴者は翻弄されまくり。
また、第1話では、南極に向かうチームが結束を強めるためと称し、映画『遊星からの物体X』を鑑賞するパーティーが開かれるというのも面白ポイント。『遊星からの物体X』は、1982年に公開されたジョン・カーペンター監督の作品で、南極を舞台にしたホラー映画の定番。わざわざ自分たちの向かう場所のホラー映画を見て“フラグ”を立てておくという、制作チームの茶目っ気も見逃せない。
『The Head』の公式サイトでは、「あやしい人はだれ」と銘打った「犯人投票」も開かれている。物語の中だけでなく、視聴者をも巻き込んだ推理合戦の行く末はいかに。
山下智久が英語ペラペラ!『The Head』のキャストは?
ドラマ『The Head』には、世界各国から実力派キャストが参加している。中でも注目なのは日本から抜擢された山下智久。彼は本作で若き微生物学者のアキを演じ、高い英語スキルを披露している。不審行動を繰り返しまくるアキ役を務めた山下は、パンツ一丁で雪山を走り回るという体当たりのシーンにも挑戦。一体なぜ「パンイチ」で極寒のなか走り回っているのか気になる人は、ぜひ本編を見てみて。
さらに本作にはスペインを代表する俳優アルバロ・モルテが参加。アルバロはスペイン発の世界的大ヒットドラマ『ペーパー・ハウス』で、キーマンとなる教授役を魅力たっぷりに演じ、世界中から高い人気と評価を得ている。
ほかにも1995年公開の映画『エンジェル・ベイビー』でアメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)最優秀主演男優賞を獲得したジョン・リンチや、映画『007 カジノ・ロワイヤル』で眼帯の男アドルフを演じ、ドラマ『ストレイン 沈黙のエクリスプ』では元ナチス軍人のアイヒホルストを演じたリヒャルト・サメルなど、実力派俳優たちが名を連ね、大いに盛り上げる。
全6話でテンポ良く、ハラハラドキドキな推理合戦が見逃せないドラマ『The Head』は、Huluで配信中。(フロントロウ編集部)