ジェームズ・ガンがドラックスの裏話を告白
3作目となる新作の公開も控えているMCU映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズは、2014年に1作目となる同名作が公開され、2017年に2作目となる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』が公開。
今回、両作で監督を務めたジェームズ・ガンが、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーであるドラックスのタトゥーにまつわる裏話を告白した。
ドラックスは、元WWEのプロレスラーで俳優のデイヴ・バウティスタが演じるキャラクターで、緑色の身体と、全身に入れられた赤色のタトゥーが特徴。
デイヴがこの全身を覆うようなメイクをするのに毎回長時間がかかっていたであろうことは容易に想像できるけれど、今回、ジェームズは1作目となる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の撮影時にはこのメイクに毎回「3~5時間」という壮絶な時間を要していたものの、2作目『リミックス』の撮影時にはそれが「90分」になっていたというトリビアを紹介した。
ジェームズはメイクに要する時間を90分に短縮できた理由について、「2作目を担当してくれたレガシーという企業が、腕と上半身を覆えるドラックスの『シャツ』を作ってくれたんだ」と、『リミックス』ではタトゥーが描かれた「シャツ」を着ていたという衝撃の事実を明かした上で、次のように続けた。
「時間が短縮されただけでなく、大いに改善されたんだ。芸術的なデザインという面では、元々よかったんだけれど、1作目ではバラバラのパーツだったから、デイヴの汗がつくことで、身体にシワができてまるで(※犬の)シャー・ペイのように見えてしまっていたんだよ」とジェームズ。「CGの助けが必要だったんだけど、2作目ではその必要がなくなった」として、「2作目のシャツはすごくピタッとしたもので、身体にフィットして、デイヴのボディや筋肉がよく映えたんだ」と続けた。
ドラックスのタトゥーに込められた意味
同じ投稿の中で、ジェームズはドラックスのタトゥーに込められた意味についても明かしている。ドラックスは1作目で、妻と娘を殺害したリー・ペイス演じるヴィランのロナンに復讐するためにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの仲間になるのだけれど、本作では描かれていなかった裏話が今回ジェームズによって明かされた。
「僕が1作目からカットしたクールなシーンとして、ドラックスのタトゥーは勝利を示すものでなく、家族との思い出を示すものだということを示すシーンがあるんだ」とジェームズは本編ではタトゥーに込められた背景についてのシーンをカットしていたことを明かした上で、「幼少期の母親や父親との思い出や、妻との結婚、生まれてくる娘との思い出なんだよ。そうしたものが、タトゥーや傷に詳細にデザインされているんだ」と明かした。
ジェームズの投稿はこちら。
(フロントロウ編集部)