テイクオフにレイプ疑惑が浮上
親戚関係にあるクエヴォ&オフセットと一緒に結成したヒップホップトリオ、ミーゴス(Migos)のメンバーであるテイクオフ(Takeoff)が、パーティーで関係を持った女性に性的暴行を加えたとして、被害者の女性から訴えられていることが明らかになった。
米Varietyによると、被害にあった女性は、米現地時間6月22日にミーゴスのDJとして知られるDJデュレルことダリル・マクファーソンに招待されて参加したパーティーでテイクオフと出会ったそうで、女性は当初からテイクオフの積極的すぎるアプローチに迷惑していたという。そして、そのことをダリルに相談したところ、ダリルとテイクオフが口論になってしまったため、ほとぼりが冷めるまでひと休みしようと上の階のベッドルームへ。
しかし、ベッドルームまであとをつけてきたテイクオフに押し倒され、そのまま背後から性器を挿入され、強制的に性行為をさせられたそう。裁判所に提出された書類には、女性がテイクオフと“肉体関係を結ぶつもりはない”という明確な意思表示をしたにもかかわらず、彼がそれを無視して彼女の同意なしに行為に及んだことが記されていた。
その後、被害にあった女性は、パーティー会場を出てすぐに病院へと向かい、そこで彼女の体に強引なかたちでレイプされた痕跡が残っていたことから、病院側が警察に通報した。にもかかわらず、警察はテイクオフを逮捕するどころか、ちゃんとした捜査もせず、事件を放置。このままではらちが明かないため、女性側は裁判に踏み切ることにした。
被害者の女性の担当弁護士は、声明文で「テイクオフがまだ起訴されていないどころか、逮捕されていない理由が私にはわかりません。ロサンゼル市警とロサンゼルス検事局に質問です。元検察官である私の経験上、レイプ被害者が性的暴行をすぐに報告し、捜査協力を惜しまないと示しているにもかかわらず、こういった遅れが発生するのは非常に珍しいことだと思っています。民事訴訟を起こしたのは、メディアの注目を浴びることによって、ロサンゼルス市警が積極的な捜査に乗り出してくれるかもしれないと思ったからです。また、裁判で私たちの主張を裏付ける新たな証拠を明らかにするだけでなく、目撃者が出てきてくれることに期待しています」と、断固として戦う姿勢を見せている。
ちなみに、今回の事件と直接的な関係はないが、女性はパーティー会場となった個人宅のテーブルに拳銃が置かれているのを“目撃した”とも語っている。(フロントロウ編集部)