8月7日はシャーリーズ・セロンの誕生日! フェミニストとして、LGBTQ+サポーターとして心に響くメッセージを発信してきたシャーリーズの言葉を大特集。(フロントロウ編集部)

アクティビストなシャーリーズ・セロン

 1975年8月7日に南アフリカ共和国で生まれたシャーリーズ・セロンは、今年で45歳に。ラブコメからアクション、ヒューマンドラマなど、幅広いジャンルの映画に出演し、その作品によって外見がまったく変わることからカメレオン俳優との評価も高い。2003年の映画『モンスター』で見せた演技は圧巻で、第76回アカデミー賞主演女優賞を受賞。そして、そんな『モンスター』の制作にはシャーリーズが立ち上げた映画制作会社Denver and Delilah Productionsも共同で参加しており、同企業はその後も、『アトミック・ブロンド』や『スキャンダル』、『オールド・ガード』などのヒット作を手掛けている。

 そんなシャーリーズは、フェミニストとして、LGBTQ+サポーターとして、多くのメッセージを発信してきた。そこで今日は、シャーリーズのかっこよすぎる発言をまとめました。

画像: アクティビストなシャーリーズ・セロン

女性の活躍に意味はいらない

 Netflixのアクション映画『オールド・ガード』の制作・主演を務めたシャーリーズは、多くのアクション映画では「女性は何か大きなものを失った時、夫が死んだ時、子供がさらわれた時にだけ存在し、息をするというアイディアや比喩」があると指摘する。しかしその考えは無くなってきているとし、こう語った。

 「私達はもう説明しなくて良いんです。私達は戦って、世界を救えて、はちゃめちゃにできる。そして、私達のその行動の後ろに理由はなくていい。私達はただ生きて、息をして、自分でいればいい」

画像: 女性の活躍に意味はいらない

同性婚が出来るようになるまで結婚しない

 2001年から2010年まで、俳優のスチュアート・タウンゼントと交際していたシャーリーズ。その交際期間中であった2009年に、米トーク番組『The View(原題)』に出演し、結婚はしないのかと質問され、こう答えた。

 「結婚したくないの。なぜなら、現在の結婚制度は非常に偏りがあると思っているから。私は、平等な権利が存在する国に住みたい。結婚したとしても全く同じ状態だと思うけど、ゲイやレズビアンの友人で心から結婚したがってる人がいるのに、そういうセレモニーをしてしまっては、自分で自分を許せない」

子供達がなりたい自分になれるように

 シャーリーズは、2012年に息子ジャクソンちゃんを、2015年には娘オーガストちゃんを養子として迎え入れている。ジャクソンちゃんの身体的な性別は男性だけれど、彼女が3歳の頃に「私は男の子じゃない!」と言ったことについて、シャーリーズはあっけらかんと語っている。

 「まあ、だから今は美しい娘が2人いるってこと。私は2人のことを守りたいし、幸せになってほしい。すべての親が自分の子供に願うようにね」

画像: 子供達がなりたい自分になれるように

恋愛は人生において絶対ではない

 若い頃には、自分を偽って恋愛をしていた節があることを認めているシャーリーズは、現在は自分自身と関係を築いているという。そんな彼女は、恋愛は絶対にしなくてはいけないものではないと、女性達にメッセージを贈った。

 「女性は自分自身で物事を切り開いていく生き物だと私は思ってる。恋愛に対して私たちや社会は、『あなたは当然これを必要としていて欲している』という姿勢を取っているけれど、私にとってはそうだったことはない」

 また、恋愛を含む社会からの抑圧から自由に生きられるように、若い女の子達を育てていく必要があるとも語っている。

 「自分自身と関係を築くこと、そして社会的に受け入れられるとされるものや、もし恋人がいなかったら何故だか負け組だとされることに惑わされないことは全くもって恥ではないと気づく若い女の子たちを、私達は育てているのだと思います。これらのことは、私達が変えていかなくてはならない要素です」

画像: 恋愛は人生において絶対ではない

年を取ることは良いこと

 若い頃よりも40代になってからのほうが仕事が楽しいというシャーリーズは、「年を取ると価値が下がっていくというのは事実ではない」ことを伝えていくことが大事だと話す。しかし若かりし頃には社会の価値観に影響されていたこともあるそうで、米W magazineのインタビューで、若い世代にこう伝えたいと話した。

 「多くの女性たちのように、私も、女性が年を取っていくことに対して批判的だったことがあります。この社会では、女性は分けられるものだから、私達は切り花で、少ししたら枯れてしまうものだと感じ始めてしまう。でも今は、そうではないことに気がつきました。どの年齢も素晴らしいものです。年を取ることを恐れている20歳に伝えたいことですが、暗い気持ちになって落ち込まないで。そして(お酒の)シャルドネを飲み過ぎないで。年を取るのは悪くないよ(笑)。とはいえ、私はお酒をめちゃくちゃ飲むけどね。でもお願いだから心配しないで(笑)。

 “落ち着いて”と言いたいですね。いつも急いでいたから。時間がなくなっていくような気がしていた。でも年を取って、何も逃していないことを知ってる。家に帰って、とても良い気分だもん。30歳になった時に、みんなを喜ばせなくて良いんだって気がついた。そして、本当に人生を楽しめるようになった。それはまったく悪いことではないでしょう」

(フロントロウ編集部)

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