メーガン妃、王室入り前に「誘拐訓練」を受ける
ヘンリー王子とメーガン妃を専門に担当し、夫妻とかなり近い間柄にあると言われる王室付き記者のオーミッド・スコビーとキャロリン・デュランドによる王室回顧録『Finding Freedom:Harry and Meghan and the Making of a Modern Royal Family(原題)』(以下『Finding Freedom』)が8月11日についに出版。
同書では、近しい人間しか知り得ない、夫妻に関するさまざまな情報が次々と明らかになるなか、メーガン妃が王室入りし、ロイヤルファミリーの一員となるにあたって受けたある訓練の内容が世間の注目を集めている。
ご存知の通り、ヘンリー王子とメーガン妃は、2020年3月いっぱいで主要王族を引退。現在はイギリス王室とは一定の距離を置き、長男アーチー(1)とともにアメリカ・カリフォルニア州を拠点を移して、独自のチャリティ団体アーチウェルの発足に備えている。
2018年5月にヘンリー王子と結婚し、それから2年弱の間、高位王族として活動したメーガン妃。彼女が王室入りするにあたって受けたのは、もしもテロリストなどに誘拐され、人質となってしまった場合、どのように対処するかという心得を習得するための訓練だった。
『Finding Freedom』の記述によると、メーガン妃は、イギリス陸軍のエリート部隊「SAS(特殊空挺部隊)」の指導のもとで行なわれた2日間の訓練で誘拐された場合の対処の手順を学んだというが、その内容が、訓練だと分かっていても恐怖を感じてしまうであろうものだった。
「メーガンは “テロリスト”により車の後部座席に押し込まれ、どこか見知らぬ場所へ連れていかれるという誘拐シミュレーションに参加しました。警察官たちにより救出されるという設定でしたが、現実味を出すため、偽の銃(ハリウッド映画で使用されるような銃)を使った発砲も行なわれました」
もとは旧姓メーガン・マークルの名で俳優として活躍し、人気ドラマ『SUITS/スーツ』にも出演したメーガン妃だけに、ドラマや映画の世界で繰り広げられるスリリングな場面には慣れていたかもしれないが、銃撃まで行なわれる本物のSASとの誘拐訓練には、おそらく肝を冷やしただろう。
誘拐訓練でメーガン妃は、「敵と(信頼)関係を築くように」と教えられたほか、もしも逃げ出すことができた場合、どのように車を運転して追跡から逃れるべきかというドライビング・テクニックについても習ったという。
ある情報筋は、この訓練はメーガン妃にとって「極めて緊張し、恐怖を感じる経験だった」と『Finding Freedom』の著者であるスコビー氏とデュランド氏に証言。しかし、メーガン妃は、もしもの場合を想定したこの訓練を受けることができたことに感謝していたという。
ほかにもさまざまな訓練を受けた
メーガン妃が護身のためにこの手の訓練を受けたという情報は、以前から一部メディアで報じられていたが、事実であることが認められるのは今回が初めて。
同様の訓練を受けたのは、メーガン妃だけではなく、ヘンリー王子の兄ウィリアム王子の妻であるキャサリン妃も、結婚後にこういった講習を受けたと言われているほか、ほとんどのほかのロイヤルファミリーたちも、同じような訓練を経験済みだという。
メーガン妃が王室入りにあたって受けた訓練はほかにもあり、その中には、エチケット講座はもちろん、自分より位が高いロイヤルファミリーと対面した際のカートシー(おじぎ)の仕方や、ペンシルスカート(タイトなミディアム丈のスカート)着用時に上手に車から降りる方法なども含まれていたそう。(フロントロウ編集部)