ジャレッド・レトが現在制作が進められている映画『トロン』最新作への出演を告知。しかしその後しれっと削除されたツイートの中で、未公表の同作の「正式タイトル」をうっかりバラしてしまったのではないかと、ファンたちがざわついている。(フロントロウ編集部)

『トロン』第3作目の制作が正式発表

 1982年に公開されたウォルト・ディズニー・プロダクション製作のSF映画『トロン』。コンピューター内部の世界へと送り込まれた技術者の冒険を描くSFアクション作品である同作は、俳優のジェフ・ブリッジスが主演を務め、世界で初めて全面的にコンピューターグラフィックスを導入した映画として話題を集めた。

 2010年には28年ぶりの続編『トロン:レガシー』が公開。全世界合計で4億ドルの興行収入を記録したほか、主演のギャレット・ヘドランドとオリヴィア・ワイルドのブレイクを後押しする作品ともなった。

画像: 『トロン:レガシー』に主演したオリヴィア・ワイルドとギャレッド・ヘドランド。

『トロン:レガシー』に主演したオリヴィア・ワイルドとギャレッド・ヘドランド。

 そんな『トロン』の第3作目となる新作はに関しては、2017年頃から、映画『スーサイド・スクワッド』のジョーカー役などで知られるジャレッド・レトを主役に迎えて、水面下でプロジェクトが進行しているようだとウワサされてきたが、この度、第89回アカデミー賞で計6部門にノミネートを果たした映画『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』でメガホンを取ったガ―ス・デイヴィスが監督に就任したと米Deadlineが報道。

画像: ジャレッド・レト。2013年に公開された映画『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞など主要な映画賞で助演男優賞を獲得した。

ジャレッド・レト。2013年に公開された映画『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞など主要な映画賞で助演男優賞を獲得した。

 この報道と同日、主演を務めるジャレッドがツイッターを通じて、『トロン』の第3作目への出演を正式に発表した。


ジャレッドがうっかり「タイトル」をばらす?

 「この映画に息を吹き込む機会を得られるなんて、感謝で胸がいっぱいです。とくに、子供の頃にオリジナルのビデオゲームや映画に大きな影響を受けた僕にとって、この新たなチャプターに携われることは衝撃的です」、「『トロン』への出演を正式に発表できることに、とてもワクワクするとともに、誇らしく感じています。みなさんに愛してもらえる作品を生み出せるよう、僕たちは可能な限り賢明に制作に取り組みます。みなさんのために、スペシャルなアイディアをいくつも用意しています。グリッドで会いましょう!」と嬉々として『トロン』第3弾への出演を告知したジャレッド。

 しかし、じつは彼は、この投稿の直前に、ある投稿を行なっており、何か言及してはマズい内容が含まれていたのか、一度最初の投稿を削除していた。

 それが、米メディアThrillGeekが、すかさずスクリーンショットを残しておいたこちらの投稿。

 「『トロン:アレス』への出演を正式に発表できることに、とてもワクワクするとともに、誇らしく感じています。みなさんに愛してもらえる作品を生み出せるよう、僕たちは可能な限り賢明に制作に取り組みます。みなさんのために、スペシャルなアイディアをいくつも用意しています。グリッドで会いましょう!」

 後になって差し替えた投稿と唯一違っているのは、作品タイトルの表記。削除された最初の投稿では『TRON(トロン)』ではなく、『TRON:ARES(トロン:アレス)』と書かれていたことから、ジャレッドがうっかり正式タイトルをバラしてしまい、慌てて消したのではないかとウワサされている。

 ちなみに、2017年に『トロン』3作目への関与が報じられた際、ジャレッドが演じる役どころは「アレス(Ares)」という名前のキャラクターのようだと伝えられた。

 映画は制作段階では”ワーキング・タイトル”と呼ばれる仮題のもとに制作が進められる場合も多いが、ジャレッドがツイートから排除した『トロン:アレス』というタイトルは、はたして正式タイトルとなるのだろうか? 

 『トロン』の待望の最新作がどんな物語となるのかは、現時点では謎のベールに包まれている。(フロントロウ編集部)

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