監督が『シャザム!』続編の予告編を公開
ザッカリー・リーヴァイが主人公シャザムを演じ、2019年に公開されたDC映画『シャザム!』。“見た目は大人、中身は子供”というコミカルな設定で描かれたこのヒーロー映画は既に続編の制作も決定しており、2022年11月4日の公開が予定されている。
ザッカリーが引き続き主演を務めるほか、1作目の監督を務めたデヴィッド・F・サンドバーグやプロデューサーのピーター・サフランら、主要なスタッフの続投も決定している。
ザッカリーらがトークセッションに参加するDCファンドームの初日となる8月23日がいよいよ今週末に迫っているなかで、今回デヴィッドが『シャザム!2(原題)』の予告編を公開した。
“レビュー”を取り入れた予告編がシュール
とはいえ、実は新型コロナウイルス感染拡大の影響で続編の制作はまだスタートしていない。続編についての情報は現時点でほとんど明らかになっていないのだけれど、監督のデヴィッドによれば、既に映画にフォーカスしたSNS「レターボックスド(Letterboxd)」にはいくつかの“レビュー”がアップされているのだそうで、今回それらのレビューをまとめてみたのだという。
「まだ『シャザム!2』は撮影していないんだけど、もうレターボックスドにレビューがあがっているんだ。それってつまり、マーケティングのためにレビューを引用してもいいということだよね」とデヴィッドはツイートして、“予告編”を公開した。
映画の批評を引用して予告編を作るのはよくある話だけれど、今回はあくまでほとんど何の情報も明らかになっていない映画についてのSNS上のコメントをまとめたものなので、シュールなコメントが並んでおり、「まあ、悪くないよ」というコメントや、「デヴィッド・F・サンドバーグが愛おしい」、「(出演者の)ジャック・ディラン・グレイザー、私は木曜日の夜が空いてるから、ネイルを塗ってあげられるよ。あなたの部屋でフリートウッド・マックの音楽を流して踊ることもできるし」、「映画が公開される頃には19歳だ、マジかよ」といった、SNSのコメントらしい文言が引用されている。
デヴィッドが公開した予告編はこちら。きちんと冒頭にDCや制作会社のロゴが映し出されていることや、本格的な映画音楽がBGMに使われていることもそのシュールさを引き立てている。
We haven't shot Shazam 2 yet but there are already reviews up on Letterboxd. I'm pretty sure that means we're allowed to start using review quotes for marketing. pic.twitter.com/q7rj528CDR
— David F. Sandberg (@ponysmasher) August 14, 2020
映画の内容そのものはそのヒントすら一切分からないという、超斬新なこの予告編だけれど、少なくとも前作と同様にユーモアが満載な作品になっていることは保証されていると言えそう。今週末に行なわれるDCファンドームで続編についての何らかの情報が明らかになる可能性は高そうなので、楽しみにしていよう。(フロントロウ編集部)