現代を代表するアーティストの1人であるデュア・リパ
今年3月にセカンドアルバムとなる『フューチャー・ノスタルジア』をリリースし、来週8月28日にはそのリミックスアルバムとなる『クラブ・フューチャー・ノスタルジア』のリリースも控えている、現在24歳のシンガーであるデュア・リパ。
2019年に開催された第61回グラミー賞で新人賞を獲得するなど、名実ともにすっかり今の音楽シーンを代表するアーティストの1人となったデュアだけれど、そんな彼女は、何回りも上の世代の人たちにはどれだけ知られているのだろうか? 今回、デュアはアメリカの人気トーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』に出演して、それを確かめる企画に挑戦した。
「誰?」「デュア・ミタ?」
「私のファンの多くは若い人たちだけど、幅広いオーディエンスにアプローチしたいとは常々思っていたので、何人かの年配の方々と話してみることにしたの」とデュアはこの企画について説明。デュアは彼らに自分の正体は明かさずに、音楽について調査しているとだけ伝えてインタビューに臨んだという。
デュアはそれぞれのインタビューで、「デュア・リパという人を知っていますか?」と年配の方々に質問。しかし、残念ながら多くの人たちには知られていなかったようで、「誰?」や、「それって人?」、「デュア・ミタ?」という回答が返ってくることに。中には、1970年代に結成されたバンドの名前と聞き間違えた人もいたようで、「ドゥービー・ブラザーズかい?」と答える人も。
デュアはそんな自身を知らないという人たちに、自身の楽曲「Break My Heart」を聴いてもらうことに。その感想を尋ねると、「最高!これは何ていう曲?」というポジティブな意見が返ってきた一方で、「分からないけど、この子はTikTokなら成功するかもね」という、肯定的とも否定的とも、どちらとも言えない意見も返ってきた。
また、デュアがその後、少し露出が多めな自身のステージ写真を年配の人たちに見せると、1人の女性からは、「自分の娘にはそんな格好で出かけてもらいたくない」という意見が。その人は、どうしてもデュアのことを完全には肯定できなかったようで、デュアから「カメラに向かって、『デュア・リパこそが史上最高のポップスター』だと言ってもらうことはできますか?」とお願いされた時にも、「そんなことは言えない」と本人からの依頼とは知らずに拒否した。
デュアはその後、「私がデュア・リパなんです」と、インタビューした人たちにネタバラシ。ほとんどの人たちが「え、本当に?」、「これから急いでCDを買いに行くね」などと笑いながらリアクションした中で、デュアに少々厳しかった女性も、「私は見事に騙されてしまったみたいだね」と、最後は笑顔で応じた。
デュアが出演した『ジミー・キンメル・ライブ!』の映像はこちら。
(フロントロウ編集部)