毎日何気なく愛用しているスキンケア製品、きちんと“正しい量”で使えている? 美肌になるためにぜひ覚えておきたい「適切な量」を専門家がアドバイス。(フロントロウ編集部)

意外と知らない「使用量」の重要性

 スキンケアの話になると、“どの順番でスキンケア製品を塗るべきか”という話題は、よく議論されているけれど、スキンケアの“適切な使用量”については、美容好きでも知っているようで意外と知らないという人は多い。

画像: 意外と知らない「使用量」の重要性

 セレブエステティシャンで、美容皮膚科の看護師でもあるナタリー・アギラール氏によると、各製品の適切な使用量を知ることは、スキンケアをするうえでかなり重要なポイント。大量に塗りすぎたり、逆に量が少なすぎたりすると、かえって肌に悪影響を及ぼす可能性があるのだという。

どうやって“適切な使用量”を見極めるの?

 皮膚科医のマリサ・ガーシック医師によると、スキンケア製品を使い始めてから、肌が乾燥したり、赤くなったり、過敏に反応するようになった場合は、過剰に塗りすぎている可能性大。

 ガーシック医師は「ある種の美容オイルや保湿クリームは、濃厚で閉塞性が高く、使いすぎると毛穴をつまらせることがある」と米メディアCovetureで説明。いつまでも肌にクリームが残っていたり、浸透しにくいなと感じる場合は、少し量を減らしたほうが良さそう。

画像: どうやって“適切な使用量”を見極めるの?

 同様に、スキンケア製品の“効果”がイマイチ感じられないのも、使用量が深く関係しているそう。ガーシック医師は「たしかに、スキンケア製品が酸化、期限切れになる前に使い切りたいのはわかるけれど、多くの場合はパール大の大きさの量で十分」と指摘。過剰な量の製品を使用することに、効果を高める働きはなく、製品の無駄にするだけだと忠告した。

 ガーシック医師は「使用量に迷ったら、スキンケア製品は“塗りすぎ”よりも“塗り足りない”ほうが肌に良いって覚えておいて」と話している。

各製品の適切な量を紹介

 とはいえ、具体的にどのくらいの量が適切なのかわからないという人も多いはず。そこで、スキンケア製品の種類ごとに簡単な目安をご紹介。

クレンジング:クレンジングの使用量は、処方やメイクの量によって異なるそうで、一般的には10円硬貨程度の量で十分。泡タイプのクレンジングを使っている場合は、1ポンプが目安。メイクが濃いめの場合は、ミセルウォーターや洗顔料などでダブル洗顔をするのがオススメ。

画像1: 各製品の適切な量を紹介

化粧水:化粧水の場合、直接顔にスプレーする人もいれば、コットンを使う人もいる。アギラール氏は「スプレーするなら、2、3回スプレーして、軽くパッティングするのがオススメ。コットンがお好みだったら、1コットンに付き6回ぐらいスプレーするのが最適」とアドバイス。

美容液:美容液は、有効成分が高濃度に含まれているため、とくに使用量には注意が必要。大抵の場合は、パール大の量(製品の粘度によっては2~3滴相当)で十分だそう。ただし、ゴシゴシこすらない程度の量は確保して。

画像2: 各製品の適切な量を紹介

保湿剤:どの肌タイプでも保湿剤を使用すべきなのは言うまでもないけれど、肌タイプによって処方が異なるため、使用量も少し違ってくるそう。アギラール氏は「乾燥肌は大きめのパール大、脂性肌は小さめのパール大が目安」と説明。しかし、いずれにしても最初は少ない量で始め、肌の状態によって量を調整するようアドバイスした。

 知っているようで知らないスキンケアの基本。正しい量のスキンケア製品を使えているか、いま一度自分のスキンケア方法を見直してみて。(フロントロウ編集部)

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