マンディ・ムーア、20代は最悪だった
ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』のラプンツェルの声や、ドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス』のレベッカ役で知られるマンディ・ムーアは、今年で36歳。シンガーとしてデビューしたけれど、アン・ハサウェイ主演の映画『プリティ・プリンセス』で、意地悪な女の子ラナを演じて俳優デビュー。その翌年には、『ウォーク・トゥ・リメンバー』で主演を務め、作品は大ヒットした。
俳優としてのキャリアの当初はティーン向け作品への出演で人気を博したマンディだけれど、彼女は年を取ることが楽しいという。米Paradeのインタビューでこう話した。
「年を重ねて、知恵が増えていくことも、頭が明瞭になっていくことも、どうでもいいことを気にしなくなることも、とても楽しみ。今でさえ、年を取れば取るほど自分自身にリラックスできる。お金を払われても、前の10年には戻らない。20代は最悪だったから!」
現代では、とくに女性に対して年を取ることは怖いことだと煽るものが多いけれど、マンディは今のほうが楽しいと断言。そんな彼女を見ていると、こちらまで笑顔になってしまうというもの。
マンディといえば、2009年から2016年まで、シンガーソングライターのライアン・アダムスと結婚していたけれど、2019年に他の女性6名とともに、ライアンからの精神的虐待と、彼の性的不品行を告発。そんなライアンと離婚したあとの2016年から『THIS IS US/ディス・イズ・アス』に出演し始めたマンディは、作品を通じて音楽への楽しみを思い出し、現在の夫であるミュージシャンのテイラー・ゴールドスミスとの健全でサポートしあう関係にも灯をともしたという。
多くのセレブがポジティブなメッセージを発信
マンディのように、年を取ることは良いことだというメッセージを発信しているセレブは多い。俳優のシャーリーズ・セロンは、米W magazineのインタビューで若い世代へのメッセージとしてこう話している。
「多くの女性たちのように、私も、女性が年を取っていくことに対して批判的だったことがあります。この社会では、女性は分けられるものだから、私達は切り花で、少ししたら枯れてしまうものだと感じ始めてしまう。でも今は、そうではないことに気がつきました。どの年齢も素晴らしいものです。年を取ることを恐れている20歳に伝えたいことですが、暗い気持ちになって落ち込まないで。(中略)
“落ち着いて”と言いたいですね。いつも急いでいたから。時間がなくなっていくような気がしていた。でも年を取って、何も逃していないことを知ってる。家に帰って、とても良い気分だもん。30歳になった時に、みんなを喜ばせなくて良いんだって気がついた。そして、本当に人生を楽しめるようになった。それはまったく悪いことではないでしょう」
(フロントロウ編集部)