18禁サイト「OnlyFans」に参入し、短期間で超高額のギャラを稼ぎ出した元ディズニー・スターのベラ・ソーンに“生活が懸かっている”古参ユーザーたちからブーイングの嵐。一体どうして? (フロントロウ編集部)

追記(更新 2020年8月30日)
 騒動に関して、ベラがツイッターを通じて言及。Only Fansへの参入は自身の知名度を活用して、同SNSの知名度アップにより、クリエイターたちの収入増にも貢献し、セックス産業への偏見を無くすことを目的としていたと説明した。ベラは「その過程でみなさんを傷つけてしまいました。ごめんなさい」と謝罪したうえで、Only Fansとミーティングを行ない、急なポリシー変更の理由について直接確認するので、自分に掛け合って欲しいアイディアやリクエストがあれば教えて欲しいとユーザーたちに呼び掛けた。

ベラ・ソーンが18禁SNS「OnlyFans」で荒稼ぎ

 ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』でエミー賞にノミネートされた俳優のゼンデイヤとダブル主演したディズニー・チャンネルのテレビドラマシリーズ『シェキラ!』で一躍ブレイクした俳優のベラ・ソーン(22)は、日本映画『タイヨウのうた』のハリウッド版である『ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜』や『アサシネーション・ネーション』 といった話題の映画やドラマに出演する一方で、ポルノ映画の監督にも挑戦。

 世界最大のポルノサイトPornhubが主催するポルノハブ・アワード・ショー(Pornhub Awards Show)で監督賞に値するビジョン・アワードを受賞するなど、多岐にわたって活躍している。

画像: 2019年10月に行なわれたポルノハブ・アワード・ショーで受賞スピーチを行なうベラ。

2019年10月に行なわれたポルノハブ・アワード・ショーで受賞スピーチを行なうベラ。

 アダルト業界に興味を持っており、今後制作する映画の参考にするために、会員制の18禁SNSサービス「OnlyFans(オンリーファンズ)」に参入したベラが、アカウント開設初日にして1億円以上を稼ぎ出したことは、すでにフロントロウでもお伝えした。

 OnlyFansは、クリエイターとして登録したユーザーたちが、定額料金を支払ったファンに彼ら“だけ”が見ることのできるコンテンツを配信できるSNSサービス。

 クリエイターが自分の作品を発売するプラットフォームなどとして使われており、検閲が厳しいインスタグラムなどとは違ってヌードや肌の露出が多い写真や動画といった過激なコンテンツをアップすることも可能なことから、新型コロナウイルスの影響で職を失ったり、一時的に営業停止を余儀なくされたセックスワーカー(性風俗従事者)たちなどが、生活費を捻出する場所として活用することも多く、パンデミック禍で利用者数を伸ばしている。


ベラの「ヌード詐欺騒動」によりポリシー変更

 OnlyFansで月額20ドル~の定額サービスを展開し、未公開写真やビデオなどを公開したほか、「ファンのことを個人的に知る」ため、ファンからのあらゆるダイレクトメッセージに返信しているというベラ。

 元ディズニースターという経歴を持つ彼女のアカウントには、サブスク希望者が殺到し、本人が米Los Angels Timesとのインタビューで語ったところによると、参入から1週間を待たずして、すでに2億円を超える売り上げがあったという。

 ベラは、PPV(Pay Per View/ペイ・パー・ビュー)という追加料金を支払ったユーザーに官能的な写真3枚のセットを約2万円で独占販売。フルヌードを予感させる売り文句を添えて期待を煽ったが、フタを開けてみると、彼女が販売した写真がフルヌードではなかったことなどに一部の購入者が憤慨。彼女がツイッターを通じて「ヌードはやらないよ」と宣言したこともあり、返金を求める人が続出した。

 これを受け、OnlyFansが急遽、課金の限度額やクリエイターへのギャラの支払いに関するポリシーを大幅変更。お金を稼ぎづらくなってしまった古参のクリエイターたちが、SNSを通じて口々にベラを批判している。

 OnlyFansでは、これまでクリエイターたちがPPVの価格を上限無く、自由に設定できたほか、購入者の満足度などに応じて“チップ”を得ることもできた。しかし新たなポリシー変更により、独占コンテンツの価格上限が50ドルに変更。チップの上限も100ドルまでと限定された。さらに、クリエイターたちには、コンテンツを売り上げてから7日間で報酬が支払われていたが、今後は、30日間も支払いを待たなくてはならなくなるという。

画像: ベラの「ヌード詐欺騒動」によりポリシー変更

 ツイッターでは「ベラ・ソーンはちょっと横乳を見せただけの写真で“ヌード詐欺”をして2億稼いだせいでこんなことに」、「たくさんのセックスワーカーたちの生活を困窮させた」、「すでにお金持ちのくせになんてことをしてくれたの?」などと、一時はベラの名前がトレンド入りするほどの騒ぎに。

 OnlyFansに参入した理由について、米Paper Magazineに「私が自分のイメージを完全にコントロールできる初めてのプラットホームなの。検閲や審査に引っかかったり、私らしさをオンラインでイジメられたりしないようなね」と語り、Los Angels Timesには、そこで稼いだお金は次の映画の制作資金に充てたり、チャリティに寄付するつもりだと話していたベラ。

 OnlyFansのクリエイターからも、購入者からもクレームが相次いていることに関して、記事執筆時点では直接的にはコメントしていないが、自身がもともと“セックスワーカーたちに協力的で、世間からの偏見を取り除こうと努めている”と擁護する知人ポルノスターの発言をリツイートしている。

 OnlyFansは今回の急なポリシー変更について、「取引制限はユーザーたちの浪費を防ぐためと、サイトを安全に利用してもらうために設けられたものです。変更後に寄せられたフィードバックを尊重し、今後も制限の見直しに努めます」とあくまでも、ユーザーたちを守るためだと米Rolling Stoneに説明。さらに「今回の変更に関しては、ある特定のユーザーに起因するものではありません」と、ベラの一件ががポリシー変更の発端となったという説について否定している。(フロントロウ編集部)

※記事公開後にベラが謝罪コメントを出したため、追記しました。

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