ラッパーのダベイビーがMTVのビデオ・ミュージック・アワード(MTV VMA)に出演し、全米1位曲「ロックスター」など3曲をパフォーマンス。「Black Lives Matter(ブラック・ライヴズ・マター)」運動に言及した、メッセージ性の強いステージを披露した。(フロントロウ編集部)

ダベイビーが「ロックスター」など3曲をパフォーマンス

 ラッパーのダベイビーが、米現地時間8月30日に開催されたMTVのビデオ・ミュージック・アワード(MTV VMA)に出演して、全米1位を獲得したロディ・リッチとの楽曲「ロックスター」を初め、3曲をメドレー形式でパフォーマンスした。

 8月23日に42回目の誕生日を迎えた、今年1月26日に亡くなった元NBA選手であるコービー・ブライアントへの追悼としてか、彼が現役時代に所属していたロサンゼルス・レイカーズのキャップを被り、黄色と紫というレイカーズ・カラーで統一された衣装を着てステージに登場したダベイビー。

 今年に入ってから、3月に黒人女性であるブリオナ・テイラーが就寝中に警官に銃撃されて亡くなったり、5月には非武装だった黒人男性のジョージ・フロイドが警官に首を押さえつけられて亡くなったり、つい先日には黒人男性ジェイコブ・ブレークが白人警官に銃で7発撃たれて下半身に麻痺を患ったりするなど、警官による黒人差別が改めて問題視されているなかで、ダベイビーの今回のパフォーマンスは、黒人の人権を求める「Black Lives Matter(ブラック・ライヴズ・マター)」運動に賛同するメッセージが込められたものに。

 「PEEP HOLE」からパフォーマンスをスタートさせたダベイビーは、白いマスクを被った仲間たちのなかで1人だけが警察に逮捕されるという演出の後、パトカーの中から「Blind」をパフォーマンス。その後、仲間から“救出”されたダベイビーはパトカーの上に乗り、ビルなどが燃やされているという、暴動をイメージしたと思われる映像をバックに、「ロックスター」をパフォーマンスして自身のステージを締めくくった。

 ダベイビーのパフォーマンスはこちら。

 ダベイビーは今年6月に開催されたBETアワードでも、ブラック・ライヴズ・マターに言及したステージを披露しており、ダベイビーはこの時、今年5月に警官に首を押さえられて亡くなったジョージ・フロイド氏の最期を再現するという衝撃的な演出を含むパフォーマンスを披露していた。(フロントロウ編集部)

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