「ザ・マン」で最優秀監督賞を受賞
米現地時間8月30日にMTVのビデオ・ミュージック・アワード(MTV VMA)が開催され、テイラー・スウィフトがミュージックビデオ「ザ・マン」で最優秀監督賞を受賞した。
「ザ・マン」は、テイラーが初めて自身で監督を務めたビデオで、今回、ビリー・アイリッシュ(自身の「xanny」)、ハンナ・ラックス・デイヴィス(ドージャ・キャット「Say So」)、ナビル(/Nabil、デュア・リパ「Don't Start Now」)、デイヴ・マイヤーズ(ハリー・スタイルズ「Adore You」)、アントン・タンミ(/Anton Tammi、ザ・ウィークエンド「Blinding Lights」)をしのいで最優秀監督賞を受賞した。
ちなみに、今回の最優秀監督賞の受賞はテイラーにとって初めての受賞となっただけでなく、女性のソロアーティストとしてもこの部門での初受賞となっている。
今年のMTV VMAはオンラインで開催されており、最優秀監督賞を受賞したテイラーもリモートでコメントVTRを寄せた。「初めて監督をした私を信頼して、一緒にビデオを作ってくれたチームに感謝したいと思います」と、テイラーはミュージックビデオを手がけたメンバーへの感謝を述べ、この賞が業界の従事者による投票で決まることに言及しながら次のように続けた。
「それから、ファンのみなさんにも感謝しています。業界の人たちが私を気にかけてくれるのは、みなさんのおかげです。この夏にリリースした『フォークロア』(が成功を収めたこと)を含め、みなさんにはいつも驚かされてばかりで、みなさんの優しさに圧倒されています。すべてに感謝しています。近いうちに会えることを願っています」とテイラーは述べ、新型コロナ禍でなかなか直接会う機会のないファンに向けてメッセージを送った。
Congrats to @taylorswift13 on winning Best Direction! #GirlPower #VMAs pic.twitter.com/QrnJQoABHd
— MTV (@MTV) August 31, 2020
テイラーが2018年にリリースした前作『ラヴァー』に収録されている「ザ・マン」のビデオは、男性に扮したテイラーが登場する、男性優位社会を痛烈に批判するメッセージがいくつも込められている内容になっている。
(フロントロウ編集部)