元ディズニー・チャンネル・スターで、現在、シンガーや俳優として活躍するダヴ・キャメロンが、違法行為を承知のうえで「胸」を露出。ロールモデルとして知られる彼女が、ちょっと過激とも思えるこの行動に走った理由とは一体。(フロントロウ編集部)

ダヴ・キャメロンが大自然で“フリー・ザ・ニップル”

 ティーンを中心に絶大な人気と支持を集め、10代のロールモデル(お手本となる人物)と称されることも多いダヴ・キャメロンが、バケーション先のユタの大自然のなかで撮影した一枚の写真が大きな反響を呼んでいる。

 「公衆の面前でヌードになるのは違法行為。父権制なんてクソ食らえ。(それよりも)自分たちの体を祝福しよう!あなたもおっぱいを出して」というコメントとともにアップされた写真には、ネオングリーンのビキニトップを脱ぎ捨て、目の前に広がる広大な大地に向かって両手を広げて解放的になるダヴの姿が。

 以前から「女性の胸もしくは乳首=卑猥なもの、性的なもの」という考え方に疑問を呈してきたダヴは、過去にいわゆるノーブラの写真を投稿した際、Sacred Feminine(神聖な女性性)(※)について書かれた本「Singing Woman: Voices of the Sacred Feminine.(原題)」から引用した、「女性は、一貫して抑圧されてきた過去を持っている。私たちの人生における安らぎは、男性の要求や彼らの権力に合わせるために汚されてきた。こういったことは、少女たちが成長し大人になったと、彼女たちの自尊心に深い影響を与える」という言葉をキャプションとして添えて、女性に対する社会の重圧や男性目線の“理想の女性像”が、世の女性に悪影響を及ぼしていると訴えていた。
※“女性らしさ”は、“男性らしさ”に対比して定義されるものではなく、神に近いもの。神は人に例えたら、「男性」または「女性」に分類されるのではなく、その双対を越えるという考え方。

画像: ダヴ・キャメロンが大自然で“フリー・ザ・ニップル”

 はっきりとは書かれていないものの、今回、ダヴがトップレスになったのも、ここ数年で広がっている「Free The Nipple(フリー・ザ・ニップル/乳首を開放しよう)」という、女性だけが胸を隠さなければいけないことに「ノー」を突きつけるムーブメントに共通するものだと思われる。

 女性にも男性にも乳首があるのに、ご存知の通り、女性と男性ではその扱いがまったく違う。公共の場で男性がトップレスになっても問題視されることはないが、女性がトップレスになった場合は条例違反等で罰則が課せられる場合も。それが性差別的だとして、今、ダヴを含む多くの女性が男性と同じ自由と権利を求めて、「フリー・ザ・ニップル」を合言葉に性差別からの解放を呼びかけている。(フロントロウ編集部)

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