スペース・マウンテン走行中に頭に何かが降ってきた!?
今年7月、約4ヵ月ぶりに営業を再開したアメリカのフロリダ州オーランドにある世界最大規模のディズニーリゾート、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(以下ディズニーワールド)にあるマジック・キングダム(※)の中でも1位、2位を争う人気アトラクション「スペース・マウンテン」で、ゲストが頭を負傷する事故が発生していたことを米Inside Magicが報じた。
※世界各国のディズニーランドの中で、唯一「ディズニーランド」という名称がつけられていないディズニーランドとして知られる。
銀河系や流星群のあいだを最新型の宇宙船に乗ってハイスピードで駆け抜ける絶叫系アトラクションのスペース・マウンテンは、本当に宇宙旅行をしているかのようなスリリングな体験ができることから、ディズニーファンのあいだでも人気が高い。
目撃者から事故に関する証言を得たInside Magicによると、アトラクションの走行中に女性客の頭に何かが当たったそうで、ほかの乗客が降車した後、その女性客はキャストによって医務室へと連れて行かれ、スペース・マウンテンは点検のために一時的に休止となったという。
アトラクションの特性上、走行中は真っ暗で視界が悪いこともあって、被害にあった女性客の頭に何が当たったのかは不明だが、頭上を走行していた別のコースターから何かが落ちてきた可能性が高いとみられる。
ちなみに、ディズニー側はこの一件について沈黙を貫いており、事故の原因は公には明かされていない。また、今回のアクシデントが訴訟に発展するかどうかはわからないが、ディズニーに対する同様の訴訟は年間に数百件以上起こっており、そのほとんどが法廷で却下されるか、示談というかたちで決着がつけられているという。
マジック・キングダムでは、今年8月、スプラッシュ・マウンテンでも営業再開から3週間足らずで一番の醍醐味であるクライマックス目前にボートが浸水し、“沈没”するというアクシデントが発生している。(フロントロウ編集部)