ハリー・スタイルズの俳優業2作目が発表
今年で結成10周年を迎えたボーイズグループ、ワン・ダイレクションのメンバーで、ソロシンガーとしても、昨年12月にリリースした2ndソロアルバム『Fine Line(ファイン・ライン)』に収録されている「Adore You(アドア・ユー)」や「Watermelon Sugar(ウォーターメロン・シュガー)」が大ヒット中のハリー・スタイルズ。
ハリーといえば、第90回アカデミー賞で計8部門にノミネートされ、編集賞、録音賞、音響編集賞を受賞したクリストファー・ノーラン監督の戦争映画『ダンケルク』で俳優デビューを飾り、演技の分野でも腕を磨いていることで知られる。
『ダンケルク』出演以降には、2019年にディズニーの実写版『リトル・マーメイド』の王子役のオファーがあったものの、「しばらくは音楽活動に専念したい」という理由で辞退したハリー。
そのほかにも、巨匠バズ・ラーマン監督が手がける、シンガーのエルヴィス・プレスリーの伝記映画の主演の最終候補4人に名前が挙がったり、映画『007』シリーズの次期ジェームズ・ボンド候補に浮上したことで注目を集め、次の出演作は一体何になるのかとファンたちをソワソワさせてきた。
役者としての今後も気になるハリーが、俳優として出演する2作目の映画がついに発表!
ハリーが2019年公開のコメディ映画『ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー』で監督デビューを果たした映画『ミッシング・サン』の俳優のオリヴィア・ワイルドがメガホンを取る新作映画『Don’t Worry Darling(原題/ドント・ウォーリー・ダーリン)』に出演することが、米The Hollywood Reporterを通じて明らかになった。
あの「演技派俳優」から役を引き継ぐ
オリヴィアが監督する『Don’t Worry Darling』には、オリヴィア自身も出演するほか、2019年に話題をさらったホラー映画『ミッドサマー』への主演で注目を浴び、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』ではアカデミー助演女優賞にノミネートされ、さらに、11月にはマーベル映画『ブラック・ウィドウ』の公開が控えている人気急上昇中の俳優フローレンス・ピューが出演。
さらに、『ワンダーウーマン1984』のクリス・パイン、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のダコタ・ファニングといった主役級の豪華キャストたちも出演する。
今回ハリーが抜擢された役は、じつは、もともとは『トランスフォーマー』シリーズや『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』、『フューリー』、『ハニーボーイ』など多彩なジャンルの話題作に次々と出演してきた憑依型俳優のシャイア・ラブーフが演じる予定だったキャラクター。
The Hollywood Reporterによると、新型コロナウイルスにより、映画界のスケジュールに大幅な変更が生じてしまったことも影響してか、『Don’t Worry Darling』の撮影には参加することができなくなってしまったというシャイアに代わり、ハリーに白羽の矢が立ったという。
演技派のシャイアが担当する予定だった役どころとあり、ハリーは、映画2作目にして難易度の高い役に挑戦する可能性が高い。
『Don’t Worry Darling』は1950年代のカリフォルニアの砂漠地帯にある孤立した理想郷を舞台にした物語であり、完璧そうに見えた暮らしに潜む不穏な真実を発見してしまう主婦が主人公のスリラー作品だそう。キャストたちが演じる詳しい役柄は、今のところは明かされていない。
同作の撮影開始は、この秋を視野に入れていると米Deadlineが伝えている。ハリーは最近、新型コロナ禍のステイホーム中に伸ばしていたヒゲを剃ったことがSNSでトレンド入りしたばかりだが、ハリーがヒゲを剃ったのは、もしかして映画の撮影に向けて準備を始めたことと関係がある? 続報に注目。 (フロントロウ編集部)