ボディクリームは、ただ塗るだけじゃダメ?
乾燥が気になる季節やお風呂上がりのケアに欠かせない「ボディクリーム」は、肌にうるおいを与え、全身の乾燥や肌あれを防いでくれる頼れるアイテム。しかし、なかには「ボディクリームを塗っているのに肌が乾燥する…」と、悩んでいる人もいるのでは?
美肌の専門家によると、ボディクリームは、製品の選び方や塗るタイミング、使い方によっては効果が半減することがあるそう。そこで、今回はよくあるボディクリームの間違いを3つご紹介。
1.自分の肌質に合わせてクリームを選んでいない
「ボディクリームはどれを使っても同じじゃない?」と思っている人も多いかもしれないけれど、実は同じように“保湿”を目的としているボディクリームでも、肌タイプによって必要な成分は異なるため、処方も“全く同じ”ではないという。
ボウ医師は「例えば、乾燥肌の人がボディクリームを使い続けても、思ったほどの保湿効果が実感できないときは、知らないうちに別の肌タイプ用に作られたものを使っていることが多い」と米メディアSkincare.comで話している。
ボウ医師いわく、肌の乾燥がひどい場合は、肌にしっとりとしたうるおいと栄養を与えてくれる「セラミド」「グリセリン」「ヒアルロン酸」などを配合したボディクリームを選ぶのがオススメ。しっかり保湿したい場合は、濃厚なテクスチャーのシアバターやココアバター、ココナッツオイルなどを配合したものを選ぶのが良いそう。
2.角質ケアを行なっていない
ボディクリームを全身に塗っても乾燥が改善されない場合は、“角質ケア”を取り入れる必要があるかも。ボウ医師は「角質ケアを怠ってしまうと、肌の表面に皮脂汚れや古い角質が溜まってしまい、保湿剤が上手く機能しなくなることがある」と、みずみずしくうるおった肌に整えるのも角質ケアは欠かせないという。
ボウ医師によると、少なくとも週に1回はフルーツ酸や酵素などを配合したボディピーリングやボディスクラブ、乾いたボディブラシを使ったドライブラッシングなどをするのがオススメとのこと。
3.ボディクリームの使用量が少ない
定期的に角質ケアを行なっていて、自分の肌のタイプに合った製品を使っていても、なお乾燥すると感じる場合は、ボディクリームの使用量が少なすぎるのかも。先ほども説明した通り、ボディクリームはそれぞれ処方が異なるため、適切な使用量も異なる。十分な量のボディクリームを塗っているのか、いま一度確認する必要がありそう。
また、ボディクリームが肌に浸透している感じがするからと、ゴシゴシと強い力ですり込むのもNG。肌を痛める可能性があるため、やさしくゆっくり丁寧にマッサージするのがコツだとボウ医師は言う。
とくに乾燥が気になるこれからの季節は、ボディクリームの出番も増えてくるはず。ぜひボディケアを見直すきっかけにしてみて。(フロントロウ編集部)