シンガーで俳優のレディー・ガガと母親であるシンシア・ジャーマノッタが著書『Channel Kindness』を発売するにあたり、昔の自分たちのことを振り返った。(フロントロウ編集部)

ガガが母親と本を出版

 シンガーとしても俳優としても高い評価を得ているレディー・ガガは、今でこそパワフルで力強い女性を代表するアーティストだけれど、過去にはいじめ、レイプ、うつ病など辛い出来事を経験してきた。そんなガガが、母親であるシンシア・ジャーマノッタと著書『Channel Kindness』を9月に発表。

 この本には、ガガが心に傷を抱えた若者たちを援助するために2012年に設立したボーン・ディス・ウェイ基金に集まった若者たちの優しさ、勇気、さらには困難から立ち直る話などが詰め込まれている。

 ガガと母親のシンシアは、『Channel Kindness』をリリースするにあたり、プロモーション活動の一環として米Peopleのインタビューを受けることに。このインタビューではガガとシンシアの関係について語られた。

ガガが多感期の母親との関係を語る

 今では多くのファンの前でメンタルヘルスについて語るガガだけれど、中学生の頃は今と真逆でいじめられてうつ病になっても内側に隠していたようで「恥ずかしいと思わずに、自分を主張する方法を知らなかった」と語り両親にも問題を秘密にしていたよう。

 一方の母親も「その出来事を私に共有するのは恥ずかしかったと思う。それについては、すごく悪い気持ちでいる。私は彼女と違って、タフになって、感情については何も話さない方が良いと育てられてきた。だから普通の生物学的な10代の成長と実際の問題の違いをいつも理解することができなかった」と、どこかガガとの間に溝があったと話した。

 それからガガとシンシアは、お互いがオープンにコミュニケーションを取るということを学ぶまでに何年もかかったようで、2012年にボーン・ディス・ウェイ基金を設立した際にようやくお互いの関係を修復。

画像: ガガが多感期の母親との関係を語る

 ガガは当時のことを改めて振り返り「私がまだ若くて精神的に問題を抱えていた頃、母は私とどうやってコミュニケーションを取ったらいいかわからなかった。けど優しさで私たちの関係を修復する方法を見つけた」と語り、シンシアも「お互いよりオープンで正直であることをどのようにしたらいいかと学んだことは宝物。娘がそうできるように助けてくれた」と、自分の気持ちを素直に話せるようにしてくれたガガに感謝した。

 また、ガガは今の良い関係を築いているのも母親が変わってくれたお陰もあると話し、「私は母親が自分の気持ちを話すことができるようにスペースを保ってくれたことを感謝する。だから今はとても良い関係を築けていて、それはとても美しい」と、感謝の気持ちを明かした。

 今や仲良し親子として一緒にイベントなどにも出席している姿が見られるガガとシンシア。多感期にはお互い分かり合えない部分があったものの、ガガとシンシアは過去にとらわれず、前を向き良い関係を築いている。

(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.