テイラー・スウィフトがACMアワードでパフォーマンス
シンガーのテイラー・スウィフトが米現地時間9月16日に開催された第55回アカデミー・オブ・カントリーミュージック賞(ACMアワード)に参加。
“カントリー・ミュージックの本拠地”とも呼ばれるテネシー州ナッシュビルのグランド・オール・オプリ・ハウスのステージで、7月にリリースしたアルバム『フォークロア(Folklore)』の収録曲「ベティ(Betty)」の初パフォーマンスを披露した。
We'll have you, and we want you, @taylorswift13! It is so great to have Taylor back on the #ACMawards stage. Tune-in to @CBS to watch the show now! pic.twitter.com/nchgiiYzAV
— ACM Awards (@ACMawards) September 17, 2020
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、無観客で行なわれたパフォーマンスでは、テイラーが「ベティ」の歌詞の一節をアレンジしたう場面が。
テイラーがプライベートで親しくしているドラマ『ゴシップガール』の俳優ブレイク・ライブリー&映画『デッドプール』の俳優ライアン・レイノルズ夫妻の3人の娘たちの名前が登場することでも知られる「ベティ」には、テイラーの楽曲としてはめずらしく、放送禁止用語の「fuck(ファック)」という言葉が含まれているのだが、テイラーは、テレビ放送されたACMアワードでのパフォーマンスで、これを見事にチェンジ。
サビの部分の「Would you tell me to go fuck myself(君は僕に消え失せろと言うかな?)」を「Would you tell me to go straight to hell(君は僕にそのまま地獄へ堕ちろと言うかな?)」という、意味としてはほぼ変わらない歌詞に変えて、ごく自然に歌いあげた。
記念すべき初パフォーマンスにして、貴重な“クリーンバージョン”の「ベティ」の全編は、テイラーがACMの放送後に自身のYouTubeチャンネルで公開した下の動画で楽しむことができる。
7年ぶりの「古巣への帰還」に沸き立つ
カントリーシンガーとしてデビューし、ブレイクを果たしたテイラーにとっては、まさに原点とも呼べるACMアワードだが、近年ポップへと転向した彼女が同アワードでパフォーマンスを行なうのは、じつに7年ぶりのこと。
古巣に帰還したテイラーのパフォーマンスを心待ちにするファンたちがSNS上で続々と興奮を口にし、テイラーの出演前~出演後には、ツイッターでテイラーの名前がトレンド入り。くわえて、「Betty」、「Betty is Coming」というハッシュタグもトレンドに急浮上した。
ヘアメイクは自分で担当
音楽アワードというと、煌びやかな装いのセレブが集結するレッドカーペットも見ものだけれど、今回のACMでは、パンデミックの影響でレッドカーペットは行なわれず。その代わりに会場内で簡易的な写真撮影が行なわれた。
テイラーは、バーガンディのスパンコールがびっしりと配されたハイネックのボディスーツに、ピンク色のジッパーがアクセントになったベージュのジョッキーパンツという、華やかさとカジュアルさが融合した着こなしで登場。
上下ともに、お気に入りブランドのStella McCartney(ステラ・マッカートニー)のアイテムでそろえ、ヘアメイクはごくシンプルかつ、カントリー時代の定番だった真っ赤なリップで仕上げた。
テイラーはアルバム『フォークロア』のビジュアルや、コロナ禍でリモート出演した番組と同じく、今回も自らヘアメイクを手がけた。(フロントロウ編集部)