ゼンデイヤの「エミー賞受賞」、共演者兼元カレの反応に注目集まる
ディズニーチャンネル出身のシンガー兼俳優のゼンデイヤは、主演ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』(以下『ユーフォリア』) で、若くしてドラッグに溺れた女子高生の葛藤を生々しく演じ、第72回エミー賞でドラマ部門の最優秀主演女優賞を獲得した。
テレビ界最高峰のアワードであるエミー賞の同部門には、ベテランから若手実力派まで、そうそうたる女性俳優たちがノミネート。そんななか、ゼンデイヤは、24歳という史上最年少で同賞を受賞したほか、黒人女性としては2人目の受賞という、後に続く世代の足掛かりともなる功績を成し遂げた。
まさか自分が受賞するとは思っておらず、受賞者として名前を呼ばれた際には、この上ないほどびっくりしたリアクションを見せ、その表情がインターネットミーム(※)としてネット上でどんどん拡散されるほどだったゼンデイヤ。
※ネット上で流行する画像や動画ネタなどの総称。
しかし、『ユーフォリア』の共演者たちは、ゼンデイヤの受賞に驚きつつも、当然の結果だと思っていたようで、SNSで次々にお祝いや歓喜の投稿を行なった。
そんななか、ファンたちが固唾をのんで見守っていたのが、『ユーフォリア』でメインキャラクターの1人であるネイトを演じる俳優のジェイコブ・エロルディの反応だった。
次の恋に進んだジェイコブ
ゼンデイヤとジェイコブは、『ユーフォリア』の撮影がきっかけで恋仲に発展。
本人たちは公には認めなかったものの、2019年から交際をスタートさせて以来、一緒に旅行に出かけたり、街中でキスをしたり、2020年2月には、ゼンデイヤが仕事でオーストラリアを訪れた際に、現地で暮らすジェイコブの両親のもとを訪ねるなど、仲睦まじい姿が至るところで目撃されていた。
しかし、3月からオーストラリアに滞在していたジェイコブは、新型コロナウイルスの世界的感染拡大の影響で、しばらく国外に出られない時期が続いた。
その間、ゼンデイヤは『ユーフォリア』のクリエイターとともに、アメリカ国内で極秘で映画『Malcolm & Marie(マルコム・アンド・マリー/原題)』の撮影を行なっており、2人の間には、距離だけでなく、心のすれ違いも生じてしまったよう。
その後、8月末頃にアメリカに戻ったジェイコブが、モデルのカイア・ガーバーと連日行動を共にし、手つなぎ写真も激写されて熱愛説が浮上。
最近では、カイアの母で元祖スーパーモデルのシンディ・クロフォードら家族も一緒にメキシコのリゾ―ト地、ロス・カボスに旅行に出かける様子がパパラッチのカメラに激写されたことで、ジェイコブがゼンデイヤと別れ、カイアとの恋に進んだことが決定的となった。
ジェイコブがゼンデイヤの快挙を祝福「キャプテン」、「ブラボー」
『ユーフォリア』はシーズン2の制作が決定しており、シーズン1では共演シーンは少なかったものの、ゼンデイヤとジェイコブは、これからもキャスト仲間として一緒に仕事をしていくことになる。
2人の破局が円満なものだったのか、破局後の2人の関係がどうなっているのかというのは、多くのファンたちが気を揉んでいる事だったが、そんな心配を払拭するかのように、ジェイコブが、ほかのキャストたちからは少し遅れて、ゼンデイヤのエミー賞受賞にお祝いの言葉を送った。
インスタグラムストーリーにゼンデイヤの『ユーフォリア』の出演シーンの写真アップしたジェイコブは、「おめでとう、キャプテン。ブラボー」と黒と紫のハートの絵文字を添えてシンプルに祝福。
「キャプテン」という愛称は、2019年に行なわれた『ユーフォリア』のプレミアイベントのレッドカーペットで、ジェイコブがゼンデイヤの演技を絶賛した時にも使っていた表現。
当時、ジェイコブは、『ユーフォリア』という作品を一隻の“船”に例え、主役であるゼンデイヤは「キャプテン(船長)として、うまく舵を切ってくれている」と褒め称えていた。
今回、ジェイコブが、ゼンデイヤのことを共演当初からの愛称で呼び、受賞を祝福したことは、2人の恋愛が円満な幕引きを迎えたことや、仕事仲間として友好的な関係を続けていくという意志を象徴しているのかも。
米Indie Wireによる最新の情報では、パンデミックの影響で延期となっている『ユーフォリア』シーズン2の撮影開始は、2021年の初めまで開始されない見込みだという。
放送はそれよりも、もっと先になってしまうが、ゼンデイヤは、シーズン1とシーズン2の“架け橋”となるブリッジ・エピソードの制作が進行していることを明かしており、『ユーフォリア』・ロスにあえいでいるファンたちにとっては、ひとまず朗報。
ブリッジ・エピソードは、新型コロナ禍を題材にしたストーリーとなっているといい、ティーンたちが、今、まさに直面しているリアルを描く作品になるよう。(フロントロウ編集部)