新型コロナ禍で制作止まる『アメホラ』最新シーズン
ドラマ『glee/グリー』や映画『食べて、祈って、恋をして』などのライアン・マーフィーが手掛け、現在アメリカ本国でシーズン9まで配信されている大人気ホラードラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』。2011年秋に配信が始まった本作は、現在最新シーズンであるシーズン10の制作が決定しているものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時制作が中断している。日本では『アメホラ』という愛称で呼ばれ、Netflixでシーズン8まで配信済み。
ゲスト出演者が豪華なことで知られる本作には、これまでレディー・ガガやエヴァン・ピーターズ、エマ・ロバーツなど豪華な俳優陣が出演してきた。そんな『アメホラ』の最新シーズンに、映画『ホーム・アローン』で子役として大活躍したマコーレー・カルキンが出演決定している。
マコーレーが『アメホラ』で演じるのはなんと、現在72歳のオスカー俳優、キャシー・ベイツとの濃厚SEXシーン。ライアン・マーフィー監督は、『ホーム・アローン』時代からマコーレーの大ファンだったそうで、今回の出演に関しては自ら電話で依頼をしたという。
監督自ら「すごくぶっ飛んだ構想」だと豪語するこの役。キャシーとの濃厚な濡れ場があることを聞いたマコーレーはなんとその場で快諾し、「僕はこの役を演じるために生まれてきたようだね」とさえ言ったと、マーフィー監督は米E!に明かしている。
そんな本作にレギュラー出演し、制作にも携わる俳優のサラ・ポールソンが、マコーレーについて米Colliderにコメントした。
すっかり大人になったマコーレーに期待高まるコメント
子役として広く知られていたマコーレーも今や40歳。マコーレーは10歳の時に出演した映画『ホーム・アローン』がきっかけで“世界一有名な子役”になったけれど、それからわずか数年後に俳優休業を宣言。2003年公開の映画『パーティ★モンスター』でスクリーン復帰を果たすも、それからしばらくのあいだは薬物中毒に苦しみ、一時は「重度のヘロイン中毒で余命半年」と報じられたこともあった。
そんな彼も、2017年からディズニー・チャンネル出身の俳優ブレンダ・ソングと交際を始め、公私ともに順調で安定した生活を送っており、メディアにその元気そうな顔を出す機会も増えてきている。
そんな彼について共演者のサラは、「マコーレー・カルキンを愛する人のほとんどは、子供だった時代の彼を愛している。そんな彼がこれからやろうとしている“成熟したこと”は、観客の予想を覆す。彼らをワクワクさせて、楽しいことになると思う」と、子役として知られる彼が大女優キャシーと演じるシーンについて期待高まるコメントをした。
さらにサラは、マコーレーをこの役で起用したライアンの意図については、「彼は、『あなたたちはこの俳優を知ったつもりでいるよね?彼の限界値を知っている気でいるよね?では、そうでないことを見せてあげましょう』というつもりでやっているの」とコメント。
そんな彼女は元有名子役であるマコーレーと共演できることを楽しみにしているそうで、「彼と仕事ができるなんて、とても楽しみ」と語った。
ドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』のシーズン10は、2021年に配信予定。(フロントロウ編集部)