2人の子供との生活を楽しむシャーリーズ・セロン
映画『オールド・ガード』や『モンスター』、『ワイルド・スピード ICE BREAK』などで知られ、性別にかかわらず多くのファンから支持されるシャーリーズ・セロン。フェミニストとして知られる彼女は、これまでにスチュアート・タウンゼントやアレクサンダー・スカルスガルド、ショーン・ペンなどと交際歴があるけれど、現在はシングル。
2人の子供を養子として引き取って育てており、その日々は幸せに満ちているとたびたび語っているシャーリーズは、恋愛に関しては、「恋愛に対して私たちや社会は、『あなたは当然これを必要としていて欲している』という姿勢を取っているけれど、私にとってはそうだったことはない」と話し、無理にするものではないというメッセージを発信してきた。
そんな彼女はこの5年間はシングルだそう。友達が紹介してくれた男性とデートに行くことにはオープンで、恋愛を拒んでいるわけではないけれど、デートへ行った男性ととくに恋愛には発展しなかったことを米トーク番組『The Drew Barrymore Show(原題)』で明かす。
シャーリーズ・セロンの恋愛観
シャーリーズといえば、俳優としてだけでなく多くの映画を手掛けてきた敏腕プロデューサーでもある。そして愛する2人の子供と過ごしているため、恋愛に関してこんな分析があるよう。
「人生のなかで、相手はゲームを持ってこなくては(※英語で最高のパフォーマンスをするという意味)いけない段階にいる気がする。私達が想像するようなゲームじゃなくて、私の人生はすごく良いかんじだから、相手はそれをキープするかより良くしなきゃいけない。私はそれ以下のことは受け入れないから」
ぱっと聞くと、プラスにならなければ付き合う意味がないというのは、すごく自立した女性の発言に聞こえるけれど、これは当然の考え。しかし実際には、例えば彼氏/夫が欲しいからというような理由が先走って、自分を我慢していたり、負担を引き受けている女性は少なくない。そしてそれはシャーリーズも同じで、「20代の頃には、恋愛によって自分を変えなきゃいけなかった。『もし自分を小さくすることができれば、この恋愛は完璧になる』っていうようなことを、頻繁に考えていたことを覚えてる」と、過去に明かしている。
しかし、自分を下げてまで恋人が欲しいとは思わなくなったよう。シャーリーズの話を聞いていたドリュー・バリモアも、「私もいつもこう言ってる。プラスになる人が欲しい。そうでなければイコール。そしてマイナスはなし」と話し、シャーリーズの話に共感していた。
ちなみに、女の子を2人育てるシャーリーズは、自身が過去に感じていたプレッシャーからは少女達を開放したいと考えており、「自分自身と関係を築くこと、そして社会的に受け入れられるとされるものや、もし恋人がいなかったら何故だか負け組だとされることに惑わされないことは全くもって恥ではないと気づく若い女の子たちを、私達は育てているのだと思います。これらのことは、私達が変えていかなくてはならない要素です」と、大人の女性達がこれからを生きる少女達のために変化を作らないといけないと語っている。(フロントロウ編集部)