ドラマ『リバーデイル』のベティ役でおなじみの俳優リリ・ラインハートが、元恋人で同じく俳優のコール・スプラウスと付き合っていた時に「絶対にしたくなかったこと」とは?(フロントロウ編集部)

リリ・ラインハートがバイセクシャル公表への思いを語る

 今年6月のプライド月間に、「今まで公にお知らせしたことはなかったけど、私はプライドを持ったバイセクシャルの女性です」と、さらっとバイセクシャルであることを公表して話題になった、ドラマ『リバーデイル』や映画『ハスラーズ』などの出演作で知られる俳優のリリ・ラインハート

 その後のインタビューで、バイセクシャルであることをカミングアウトしようと思った理由について、「(隠すことで)突然、私が女の子とデートし始めた時に、みんなから『一体どういうこと?』って疑問に思われるのが嫌だったから」と明かしたリリが、ポッドキャスト番組『LGBTQ&A(原題)』で再びセクシャリティ公表への思いを語った。

画像: リリ・ラインハートがバイセクシャル公表への思いを語る

 ご存じの方も多いと思うが、リリは『リバーデイル』での共演をきっかけに仲を深めた俳優のコール・スプラウスと交際していたが、今年3月に交際約3年で完全に破局。リリいわく、コールと破局するまではバイセクシャルであることを絶対にカミングアウトしたくなかったそうで、「誰かと付き合っている時にはバイセクシャルであることを公表したくなかった。だって、みんなすぐに『でもあなたはストレートの男性と交際してるよね』とか言ってくるでしょ?(人気俳優の)アンナ・パキンだってバイセクシャルだけど、男性と結婚してるのに」とその理由について説明した。

 続けて、「あと、元彼を面倒なことに巻き込みたくなかった。異性と付き合ってる時に公表するのもどうなのかなと思って。自分でもよくわからないけど、(コールと)付き合っている時はほかのことで頭がいっぱいだったっていうか、関係が終わるまで公表しようという気にはならなかった。(コールと別れてからカミングアウトしたのは)自然な流れだったと思う」と、元恋人であるコールへの配慮があったことも明らかに。

画像: 今年3月に破局したリリ・ラインハートとコール・スプラウス。

今年3月に破局したリリ・ラインハートとコール・スプラウス。

 また、これまでの人生でバイオフォビア(※両性愛者に対する嫌悪・拒絶)やバイセクシャルの人たちに対する偏見を目の当たりにしてきたというリリは、ずっとカミングアウトをすることが「怖かった」と話す。人々の注意を引くために嘘をついていると思われたり、周りの人たちから“ただのフェーズ(段階、時期)なんだ”と諭されたりするのが嫌だったそうで、「過去に(セクシャリティを)打ち明けたことがあったんだけど、『あぁ、それはただのフェーズだよ』って言われて、『あっそう、最高ね。ありがとう』って感じだった。(人々の反応に)ひどく落胆させられた」と、そう思うきっかけとなった出来事についても明かした。(フロントロウ編集部)

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