辛い経験を経て人生の次のチャプターへ
ディズニーチャンネルのドラマ『ウェイバリー通りのウィザードたち』でブレイクし、現在、シンガーや俳優のほかにドラマのプロデューサーや実業家など、多岐にわたって活躍するセレーナ・ゴメスが、元恋人でシンガーのジャスティン・ビーバーとの過去は“終わった”と米Rolling Stoneの最新インタビューで断言した。
ほとんどの方がご存じだと思うが、セレーナとジャスティンはお互いに10代だった頃から、約9年間にわたってくっついたり離れたりを繰り返していた仲で、2018年7月にジャスティンがモデルのヘイリー・ビーバー(旧姓ヘイリー・ボールドウィン)との婚約を発表するほんの数ヵ月前まで交際していた。
これまでの人生の3分の1の時間をジャスティンに“振り回されてきた”と言っても過言ではないセレーナ。そんなセレーナが、本当の意味でジャスティンとの過去に決着をつけるためにリリースしたのが、『レア』 に収録されている「Lose You To Love Me(ルーズ・ユー・トゥ・ラヴ・ミー)」と「Look At Her Now(ルック・アット・ハー・ナウ)」の2曲。
「Look At Her Now」は「Lose You To Love Me」と1日違いでリリースされたことで知られるが、セレーナによると、彼女のチームはこの2曲をほぼ同時に発表することにナーバスになっていたそうで、「(同時期にリリースすることで)この2曲が“殺し合う”ことを恐れてたみたい。でも、私には初めから『Lose You To Love Me』のほうが売れるってわかってた。心でそう感じたの」と、2日連続での新曲リリースはセレーナ自身のアイデアだったことを明かした。
その背景には、人生の中のひとつのチャプター(=ジャスティンと過ごした時間)に“一刻も早く幕を下ろしたい”というセレーナの強い思いが影響していたようで、「(ジャスティンとの過去は)私にとってひとつの物語で、それはもう終わったことだとこの2曲を通して知ってほしかった。“悲しみに暮れ、傷ついている人”として見られたくなかったの。そんな風に思われるのはもうこりごり。私はとてもリアルな経験をした。でも、そのチャプターはとっくに終わりを迎えてるってことを理解してもらいたかったの」と、ジャスティンを連想させる楽曲を2曲立て続けにリリースした理由を説明。まるでジャスティンとの過去について話をするのはこれが最後と言わんばかりに、短い文章のなかで二度、「終わったこと」と口にして次の話題へと移った。(フロントロウ編集部)