家族の絆が深いことで知られるヒューとデボラ
『X-MEN』シリーズや『グレイテスト・ショーマン』などへの出演で知られ、プライベートでも何度も来日したことがある俳優のヒュー・ジャックマンは、1996年に俳優でプロデューサーのデボラ・リー・ファーネスと結婚。その後2人の養子を引き取り、4人は仲良し家族として、微笑ましい姿をたびたび目撃されている。
ヒューとデボラは、過去に2度の流産を一緒に乗り越えてきた。そして俳優としても、裏方としても一緒に仕事をするなど、その信頼は深いことで知られているのだけれど、ヒューには長年あるウワサがつきまとってきた。それは、ヒューがゲイなのではないかということ。
デボラがウワサを一刀両断
女性と結婚していてもゲイである可能性はあるけれど、まず、プライベートなことに関して、まったく関係のない部外者が騒ぎ立てることは失礼。そして、ヒューはゲイではないことを本人が公表している。さすがに嫌気がさしたのか、母国オーストラリアのトーク番組『Anh's Brush with Fame(原題)』に出演したデボラが、ウワサについて口を開いた。
「あれらの雑誌は、本当に意地が悪い。本当に。みんながそういった雑誌を買わずに、すべて捏造だと気がついてくれることを願ってる」
同性愛者というセクシャリテイを話題作りのために利用して騒ぎ立てることは、ターゲットにされた俳優にとっても、同性愛者の人々にとっても失礼なこと。そういったウワサにイライラするかと質問されたデボラは、彼女自身も過去に同性愛者だと言われていたことを振り返り、こう指摘した。
「彼は長いことゲイだってね(笑)。私もゲイだったの。(1987年の映画)『シェイム 告発の街』をやったでしょう?私はゲイだった。(自分をゲイだと思っていた)彼らは、私が結婚してショックを受けてたね。これはただただ間違いでしょう。それは、(ゲイの大御所ミュージシャン)エルトン・ジョンに、『彼はストレート』って言うようなもの。もしそうしたら、彼は激怒すると思うよ」
個人のセクシャリテイは、何であっても問題はない。しかしデボラは、それに関して勝手なウソをつき、話題作りをする一部の雑誌に苦言を呈した。
ちなみに、彼女はヒューと結婚できたことを「ラッキー」とよく言われることも好まないそう。お互いが幸せならばデボラと結婚できたヒューもラッキーなはずだけれど、逆ばかり言われることに対して、「それってじつは失礼なことだって、みんな気づかないよね。彼がイケてるからなんだろうけど」とコメントした。(フロントロウ編集部)