チキンマックナゲットの中から“あるもの”が見つかる
アメリカのフロリダ州パームビーチにあるマクドナルドで、バーガーやマックフライポテトに次ぐ人気商品であるチキンマックナゲットを食べた男性が口の中を負傷するという、衝撃的な出来事が起きていたことがわかった。被害にあった男性はマクドナルドに対し、マックチキンナゲットのリコールと約1億円の賠償金を求めて訴えを起こしている。
地元紙のSun Sentinelによると、今年5月、Uber Eats (ウーバーイーツ)を使ってマクドナルドのデリバリーを注文した男性が、チキンマックナゲットを食べている時に“何か固いもの”があたったような気がしたため、口の中を確認したところ、約2センチほどの長さの骨が出てきたという。
さらに、問題のナゲットを口にして以来、ずっと続く歯痛と頭痛に異変を感じた男性が、念のために歯科医院を受診すると、歯の一部が欠けていることが明らかに。男性は歯科医療費をカバーできる保険に入っておらず、治療が受けられるのは早くても半年先になるとのこと。
今回の騒動をうけて、マクドナルドは米TODAYを通じて「安全で高品質な食品を提供することは、私たちの最優先事項であり、店舗と仕入れ先の両方が厳格な品質管理基準に従っています。私たちはこの報告を真剣に受け止め、調査している最中です」というコメントを発表している。
海外のマクドナルドでは過去にも似たような事例が
ちなみに、海外のマクドナルドではこういった異物混入騒動が度々起きており、今年1月、オーストラリアのメルボルン市内にあるマクドナルドでポテトを購入した男性が、ポテトの中にガラス片が入っているの発見するという似たような事件があった。この時は、不幸なことに、男性が気づかずにガラス片を誤って食べてしまい、数日後に吐き気と激しい腹痛に襲われ、緊急手術を受けることに。
その後の調査で、男性がポテトを購入した日、ポテトを保温するためのヒートランプが何らかの理由で割れる事故が発生していたことが発覚。店員は目に見える範囲でガラス片を処理したが、ポテトの容器に紛れ込んでしまったガラス片にまでは気づかず、そのまま商品として販売してしまったことが明らかになった
また、今年8月にもイギリスのマクドナルドでチキンマックナゲットを購入した親子が、ナゲットの中にマスクが混入しているのを発見。マスク入りのナゲットを食べてしまった6歳の娘が喉を詰まらせていることに気づいた母親が、慌てて娘の口に手を入れて、喉に詰まっていたものを取り出したおかげで大事にいたらずに済んだものの、母親は「ハッピーセットという名前だからといって安全ではない」と英BBCの取材で怒りを露わにした。(フロントロウ編集部)