※この記事には、ドラマ『ザ・ボーイズ』シーズン2エピソード6『開かれた扉』のネタバレが含まれます。
快進撃を続ける『ザ・ボーイズ』
大人気のドラマ『ザ・ボーイズ』は、欲と名声にとりつかれたスーパーヒーロー集団を倒すべく、「ザ・ボーイズ」というグループが奮闘する異色のアクション作品。
2020年7月からストリーミングサービスの週間閲覧者数ランキングを計測し始めた米統計会社ニールセンによると、初めてトップ10入りを果たしたNetflix以外のストリーミングサービスによるドラマシリーズだという。本作は、Amazonプライム・ビデオで2019年7月に配信がスタートすると、瞬く間に世界中で人気になった。
そんな『ザ・ボーイズ』のシーズン2エピソード6『開かれた扉』に登場し、多くのファンを驚かせた「無修正のアレ」について、マザーズミルクことMM役の俳優、ラズ・アロンソがある主張をした。
話題騒然となった「無修正のアレ」
エピソード6では、物語の鍵を握る精神病院で、コンパウンドVを投与された患者の変わり果てた姿が描かれる。
なかでもファンを驚かせたのは、伸び縮みする巨大な男性器で相手を倒す能力を手に入れた患者。原作でラブ・ソーセージと言われるその人物は、荒ぶる性器でドアの窓を突き破り、MMの首を締め上げた。
あまりにもリアルすぎるそれについてショーランナーであるエリック・クリプキは、この役のために制作されたロボットだったことを米EWに明かした。長い時間をかけて作られたロボット(アニマトロニクス)にCGでエフェクトをかけたという。
巻きついたのは、ブッチャー役俳優のせい?
MM役のラズ・アロンソは、米EWに驚きの事実を告白。なんと彼が読んだ脚本には、巨大なアレに巻きつかれるということは書いていなかったという。
「いつも台本をもらったら、最初のバージョンをすぐに読んで、すぐにしまってしまうんだ。今やっているエピソードに超ハイテンションに集中して取り組みたいから。スタッフは通常、いま取り組んでいるエピソードの途中で次のエピソードの脚本を僕らにくれる。それに集中すると気が散ってしまうんだよ。だから、自分のキャラクターがどこに向かっているのかを知るためだけに読んで、捨てている」と言ったラズ。
続けて、「(元の脚本には)首周りにペニスはなかったんだ!僕らはいつもお互いをからかったり、冗談を言ったりするんだけど、ある日メイクアップ・トレーラーで、ブッチャー役のカール・アーバンが『ペニスを首に巻かれる準備はできてるか? 』と言ってきたから、僕は、『首にペニスを撒かれるなんて断じてあり得ない』って感じだった」と言った。
カールにそう言われたラズは、すかさず新しい脚本を確認。そこにはしっかり首にペニスが巻きつく描写が記載されていた。それを読んだラズは、「これは絶対にカールが裏で糸を引いているに違いない」と確信したという。そして「カールは今日ショーランナーのエリックにこのアイディアを吹き込んで、エリックはそれに『いいね、やろう!』と言ったんだろう」と、ラブ・ソーセージのシーンは、カールによる自身へのイタズラが発端だったんだろうと予想。
同じくEWのインタビューを受けていたエリックはカールによるイタズラ説を否定したけれど、それでも「本当におもしろいよね」と言っていた。
そんなドラマ『ザ・ボーイズ』は、Amazonプライム・ビデオで配信中。(フロントロウ編集部)