プロが明かすオススメのヘアアイロン
熱の力を使って髪をスタイリングするヘアアイロンは、理想のヘアをつくるために欠かせないものだけれど、唯一の難点となるのが髪の傷み。髪は熱によってダメージを受けやすく、それによってパサつきや枝毛、切れ毛などが目立ってしまう。
でも、ヘアメイクのプロによると、同じヘアアイロンでもプレートの素材によって髪の傷みやすさに差があり、比較的髪が傷みにくいオススメの素材があるという。プロが勧めるヘアアイロンの素材とは?
プロはチタンよりもセラミックタイプをオススメ
髪が傷みにくいとプロがオススメするのは、「セラミック」タイプのヘアアイロン。ヘアアイロンのプレート素材は大きく分けてセラミックとチタンに分かれ、プロによるとチタンタイプは髪の表面に熱を与えて形をつくるという。一方セラミックは、遠赤外線が熱を伝えることで髪の内面に熱を与えるという違いがあり、その差がヘアダメージに関係してくるそう。
チタンタイプについてヘアスタイリストのシェリル・ベルガミーは、「一般的にチタンのヘアアイロンは、短い加熱時間で急速に熱を与えて理想のセットを瞬時に完成させる効果があるけど、使いすぎると深刻なヘアダメージを引き起こすおそれがある」と米The zoe reportで説明。ヘアメイクのプロは撮影などでやむを得ず使うこともあるけれど、一般の人が毎日のように使うのは、髪が傷む原因になりオススメできないと明かした。
一方セラミックタイプはどうなのかというと、人気モデルのジジ・ハディッドなど多くのセレブを手掛けるヘアスタイリストのローラ・ポルコは、「私はセラミックアイロンの大ファン。だって髪の光沢感を奪わずになめらかに仕上がるし、なによりダメージもチタンより少ないから」とコメント。表面を加熱しないことで傷みを防いでツヤっぽい髪に仕上がるという。ローラのほかにも多くのプロが、チタンよりもセラミックのほうが断然傷みにくいと高く評価した。
ちなみにどのヘアアイロンを使うにしても大切なのが、熱のダメージから保護するためのヘアケア。ローラは、「保湿効果のあるシャンプーやコンディショナー、髪を熱から保護するスタイリング剤は必ず使うようにして」とアドバイスした。
ダメージが気になるという人は、プロがオススメするセラミックタイプのヘアアイロンを使って傷みを予防しながらスタイリングを楽しんでみて。(フロントロウ編集部)