クイーン+アダム・ランバートがコンサートの裏側を公開。ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、そしてアダム・ランバートが1つの部屋に集まり行なっていたこととは?(フロントロウ編集部)

クイーン+アダム・ランバートが本番前の姿を公開

 2014年から、クイーンのメンバーであるロジャー・テイラーやブライアン・メイに加え、アダム・ランバートがボーカルとして参加し、クイーン+アダム・ランバートとして一緒に世界中をまわっている。

 これまでクイーン+アダム・ランバートとして音源化されたことはなかったけれど、2020年5月には新型コロナウイルスと闘う医療従事者や、警察、そしてソーシャルワーカーたちを称え、クイーンの名曲「ウィー・アー・ザ・チャンピオン(伝説のチャンピオン)」の歌詞を少し変えた「ユー・アー・ザ・チャンピオン」をリリース。

 そして、10月にはクイーン+アダム・ランバートとして初となるライブアルバム『Live Around TheWorld(ライヴ・アラウンド・ザ・ワールド)』を発売。このアルバムは、アメリカ・ニューヨークで行なわれたGlobal Citizen Festival、ポルトガルのリスボンで行なわれたRockIn Rio、そして日本の東京で行なわれたサマーソニックなど、これまでクイーン+アダム・ランバートとして42ヵ国で行なってきた218公演から選びぬかれた音源が収録されている。

 2020年はツアーが延期となるも、アルバムのリリースなどファンを楽しませることを欠かさなかったクイーン+アダム・ランバートが、ある動画を公開。その動画には、コンサートがはじまる前の様子が映し出されており、メンバーたちは同じ部屋に集結。そしてブライアン、ロジャーは集まってハモりの練習をしていた。

 本番とはまったく違うキーボード1本でメンバーたちがハモりの練習をするというかなり貴重な動画。楽曲「Hammer To Fall(ハマー・トゥ・フォール)」の練習の時は、アダムが手拍子でリズムをとり、「Somebody To Love(サムバディ・トゥ・ラブ)」の時は、ロジャーがグラスを鳴らして盛りあげるなど、いつもとは違う一面が見られた。

 「Somebody To Love」などはこれまで何百回も演奏されてきた楽曲であるにもかかわらず、本番前には1つの部屋に集合してハモりの確認をするのはさすがプロ。

 クイーン+アダム・ランバートとして初となるライブアルバム『Live Around The World』では、ほかにもロジャーが同じくドラマーの息子ルーファス・テイラーと共演した「ドラム・バトル」や、ブライアンによる「ザ・ギター・ソロ(地平線の彼方へ)」といったパフォーマンス映像も収録されている。(フロントロウ編集部)

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