痛快サクセスムービー『キューティー・ブロンド』
『キューティー・ブロンド』は、現在でも多くのファンに愛される痛快サクセスムービー。その世界興行収入は約300億円にものぼる。
主人公は、リース・ウィザースプーン演じるエル・ウッズ。エルは美しいブロンドヘアの持ち主で、いつもド派手なブランドものの洋服で身を固めたポジティブな女性。しかしエルは、卒業を目前にしたある日、彼氏のワーナーに「30歳までに上院議員を目指す」「ブロンド女は議員の妻にふさわしくない」と言われ、フられてしまう。
エルはワーナーに振られたことで一念発起して、彼と同じハーバード大学のロー・スクールを目指し、見事合格。けれど、ワーナーにはすでに新しい婚約者が…。さらに、彼女の派手なスタイルは周りからの批判的な注目を浴び、学校では浮いてしまうことに。しかしそれがかえってエルの心に火をつけて、彼女の目標は“彼氏を取り戻す”ことから、“一人前の弁護士になる”ことに変わっていく。
そんな本作は、現在なんとシリーズ3作目が制作中。このビッグニュースは2018年にリース本人が自身のインスタグラムで発表。この時リースは、2015年に『キューティー・ブロンド』公開10年で着用したピンクのスパンコールで覆われたビキニを身にまとい、「本当よ…#LegallyBlonde3」と投稿した。
ちなみに全米での公開日は2022年予定となっている。
脚本にはミンディ・カリングが参戦
米Deadlineは、『キューティー・ブロンド3』に俳優でコメディエンヌのミンディ・カリングが脚本を担当すると報告した。ミンディは映画『オーシャンズ8』やドラマ『ザ・モーニングショー』などに出演し、2020年にはドラマ『私の"初めて"日記』で原案、制作総指揮を務めた人物。さらに、エミー賞受賞歴を持ちドラマ『ブルックリン・ナイン-ナイン』でも脚本を担当したダン・ゴアも脚本に加わることも発表され、さらに期待が高まっている。
リースは脚本について米THRのインタビューで「楽しさとファッションにあふれてる。素晴らしいフェミニストなアイデアもたくさんあるし、グローバルなものになる。動物も登場するし、前の出演者も戻ってくる。あとは撮影すればいいだけ。それが、私が望み夢に描く『キューティー・ブロンド3』のカタチ」と語った。
さらに、本作のプロデューサーには前作でもプロデューサーを務めたマーク・プラットとアダム・シーゲルがカムバック。豪華メンバーで制作される『キューティー・ブロンド3』から目が離せない。
『キューティー・ブロンド3』のキャストは?
映画『キューティー・ブロンド3』の主演はもちろんリース・ウィザースプーン。また、エルの恋人エメット役を務めたルーク・ウィルソンも、米ETのインタビューで参加への意欲を明かしている。彼はまだリースと出演について話してはいないものの、また演じたいと言った。
また、米THRのインタビューで「主人公エルの親友ポーレットはどうなる?」と聞かれたリースは、「ジェニファー・クーリッジの最高の復帰になる」とコメント。対するジェニファーも、米ETで「もし(出演するように)頼まれたら、私は間違いなくそこにいる。もう一度ポーレットを演じたい」と発言するなど、出演にはかなり前向きな様子。
リースはオリジナルの出演者が戻ってくる可能性があることを示唆しており、米ETのインタビューでは「ジェニファー・クーリッジ、ルーク・ウィルソン、セルマ・ブレアが大好き」と言っていた。現在はジェニファーとルークの出演がほぼ確定している。
『キューティー・ブロンド3』は元々2020年の公開が予定されていたものの、現在は延期され、2022年の公開になると言われている。詳細については、今後発表されていく見通し。(フロントロウ編集部)