キャメロン・ボイスの代役は親友
ディズニー・チャンネルの人気作品『ディセンダント』や『ジェシー!』などに出演し、俳優としての今後が楽しみにされるなか、2019年7月6日、睡眠中に持病のてんかんによる発作を起こして20歳の若さでこの世を去ったキャメロン・ボイス。
キャメロンが亡くなった後に遺作としてテレビ映画『ディセンダント3』やHBOによる新コメディドラマ『Mrs. Fletcher(ミセス・フレッチャー)』、そしてキャメロンが主演だったインディーズ映画『Runt(ラント)』などが公開されてきたけれど、キャメロンが出演するはずだった作品がもう1つあった。
それは、Netflixで10月7日から配信がスタートした、アダム・サンドラーが主演の映画『ヒュービーのハロウィン』。この作品でキャメロンはデリ・マイク・ムンディ役を演じるはずだったけれど、撮影前に死去。そのため、別の俳優を起用することになったのだけれど、この役をキャメロンの親友だったカラン・ブラルに与えて欲しいと、キャメロンの両親がお願いしたのだそう。
『ジェシー!』で共演して以来キャメロンと仲が良かったカランがキャメロンの代役を務めたことについて、キャメロンの母親であるリビー・ボイスは、「キャメロンはその映画に出演する予定だったけれど、残念ながら亡くなってしまった。キャメロンは映画の撮影のために出かける1週間前に亡くなった。そして実際にはカランがキャメロンの代役を務めた。カランはキャメロンの親友。私たちがアダムにカランをキャスティングして欲しいとお願いしたの。他の人がこの役を演じているのを見ても私たちの心が壊れないのは、カランだけだったから」と米『People Tv』に明かした。
そのため元々キャメロンが出演することが決定していた、『ヒュービーのハロウィン』のエンドロールでは、「愛と共にキャメロン・ボイスを追悼して。あまりにも早い死を遂げた、最も親切で、クールで、おもしろくて、そして才能のある子の1人。あなたは私たちの心の中で永遠に生き続け、私たちはあなたを毎日恋しく思う」とキャメロンへのメッセージが流れる。
シェアハウスで一緒に暮らしてまでいた親友カランだからこそ引き受けられたキャメロンの代役。カランは劇中でキャメロンに捧げる演技を見せている。
(フロントロウ編集部)