英ボーイズグループ、ザ・ウォンテッドのメンバーであるトム・パーカーが末期の脳腫瘍を患っていることを公表。メンバーからもコメントが寄せられている。(フロントロウ編集部)

トム・パーカーが末期の脳腫瘍を公表

 ザ・ウォンテッドのメンバーであるトム・パーカーが、妻で俳優のケルシー・ハードウィックと共に英OK! Magazineとのインタビューに応じて、脳腫瘍を患っていることを公表した。

画像: トム・パーカーが末期の脳腫瘍を公表

 トムはインタビューのなかで、今夏に原因不明の発作を起こし、その際に病院を受診した時に脳腫瘍と診断されたことを明かしており、「ベッドのカーテンを閉めた後で、医者から『脳腫瘍です』と伝えられたんだ。『嘘だろ!』としか思えなかったよ。ショックだった。ステージ4の(悪性腫瘍である)膠芽腫で、末期だと言われた。なかなか受け入れられなかったよ。今もまだ受け入れられないでいる」と、末期癌と告げられたことを打ち明け、ツラい胸の内を告白した。

 トムは脳腫瘍を公表することに決めた理由についてインスタグラムで明かしており、妻ケルシーと生後15ヶ月の娘アウレリアちゃんと3人で撮った写真を投稿して、次のように綴った。

「やあ、みんな。ここ数週間ソーシャルメディアで静かにしていたのは知っていると思うけど、その理由をみんなに伝える時がきたよ。簡単に伝えられる方法なんてないんだけど、悲しいことに僕は脳腫瘍と診断されて、既に治療も受けている。よく考えた末に、隠し通して秘密にすることよりも、インタビューで詳細を伝えて、自分たちなりの方法でみんなに事実を伝えることに決めたんだ。僕ら全員が打ちのめされているけど、徹底的に闘っていくつもりだよ。みんなには悲しんでほしくないし、愛やボジティビティをくれたらと思う。一緒にこの恐ろしい病気のことを広めてほしいと思っているし、僕らはあらゆる治療法を探っていくつもりだよ。ツラい闘病になるけど、みんなからの愛やサポートがあれば、僕らは打ち勝つことができる」

メンバーや仲間たちがコメント

 トムのインスタグラムの投稿には、ファンをはじめ多くの人たちがコメントを寄せており、ワン・ダイレクションのリアム・ペインが「このツラい時に、君に愛を送るよ」とコメントしているほか、俳優のマーク・ウォールバーグもお祈りの絵文字とハートの絵文字でコメントを寄せている。

 また、ザ・ウォンテッドのバンドメイトたちもトムに励ましのコメントを寄せており、マックス・ジョージはインスタグラムにザ・ウォンテッドの写真を投稿して、次のようにコメントした。

「ツラくて恐ろしい時間であるのは言うまでもないけれど、トムのことを知らない人たちには、このことを伝えておきたい。彼は何事も諦めたことがなかったし、『No』の答えを選んだこともなかった。彼はライオンのような心臓の持ち主で、いつもその力や情熱でザ・ウォンテッドを導いて、僕らに正しい道を示してくれていたんだ。1人の兄弟、友人、バンドメイトとして、これまで直面してきたあらゆる困難を乗り越えてきたように、君がこれに打ち勝ってくれることを僕は知っている。君が回復した時に、君や仲間たちとステージに戻って、ふさわしいお祝いができるのを楽しみにしているよ」

 ネイサン・サイクスもトムとの思い出の写真をインスタグラムに投稿して、次のように綴った。

「僕は大好きなトムとケルシーの2人をサポートしていくし、この闘病のあらゆる場面で2人を支えていく。みんなにも彼の家族のことを祈っていてほしいし、できる限りの愛やサポート、ポジティビティを送ってほしい」

 また、シヴァ・ケインズウォランは次のようにコメントを寄せた。

「トムとケルシー、僕らはずっと君たちと一緒だよ。1つ確信していることがある。このロックスターは、これまでやることすべてに150%を費やしてきたし、だからこそ、僕たちならこれを乗り越えられることを僕は知っている。友人の2人に、愛とポジティビティを送るよ」

 トムは2009年、マックス、ネイサン、シヴァ、ジェイ・マクギネスの4人と共にザ・ウォンテッドを結成。

画像: メンバーや仲間たちがコメント

 デビュー・シングル「オール・タイム・ロウー(All Time Low)」でいきなり全英シングル・チャートで1位を獲得すると、同時期に結成されたワン・ダイレクションと共にイギリスのポップ・シーンで活躍。同じく全英1位を獲得したシングル「グラッド・ユー・ケイム(Glad You Came)」を筆頭に、「チェイシング・ザ・サン(Chasing The Sun)」、「ウィ・オウン・ザ・ナイト(We Own The Night)」などのヒット曲を次々に発表し、世界的な人気を獲得した。

 ザ・ウォンテッドは2014年に解散し、以降はそれぞれソロとして活動しているものの、2020年5月に6年ぶりにフェイスブックが更新され、再結成の噂が浮上していた。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.