プロが実践する完璧な眉メイクのコツ
眉毛のメイクは、顔の印象を大きく左右するものだけれど、上手に仕上げるのが難しいポイントでもある。左右両方の眉を毎回理想どおりに仕上げるのは、まさに至難のワザ。そんな難易度高めの眉メイクを完璧に仕上げるためのコツを、眉のプロフェッショナルが教えてくれた。
教えてくれるのは、パーフェクトな眉をつくるメソッドを広めてきた眉毛サロンでありコスメブランドの「アナスタシア ビバリーヒルズ」で眉のスペシャリストを務めるトレイシー・テイラー。トレイシーが実際に取り入れているという完璧な眉メイクのコツとは?
左右対称にすることにとらわれすぎない
眉毛を描くときにありがちなのが、完全に左右対称な眉にしようと微調整を繰り返すうちに濃くなりすぎたり太くなりすぎたりすること。でもトレイシーによると、左右対称に仕上げた眉が完璧な眉というわけではないという。なぜなら、顔自体が左右対称ではないから。
トレイシーは、「顔が左右対称ではないのに、眉だけを完全に一致させようとしてもあまり意味がない」と米Total Beautyで話し、ある程度左右が均一になるように描いたら、左右の眉をじっくり比べて調整するのではなく、顔全体でチェックして眉がなじんでいればそれがベストな眉なのだと説明。反対に、全体で見ても不自然な場合は、微調整を行うべきだそう。
眉山の位置は眉をぐっと上げて見極める
眉山の位置は、眉メイクのなかでも迷いやすいポイントだけれど、簡単に正しい位置を見つけられる方法が、眉をぐっと上げたときに筋肉が盛り上がる部分がどこかをチェックすること。
トレイシーは、「眉山を決めるとき、鼻と目尻をつないだ延長線上に設定する方法は有名だけど、これは人によっては万能な方法でないことも多い」と話し、眉をぐっと上げて筋肉が盛り上がる部分を眉山に定めるほうが、より自分の骨格にぴったり合う形に仕上がるとアドバイスした。
眉頭は鼻の穴の真上からスタート
メイク全体のなかでも最も大切なポイントだとトレイシーが話すのが、眉頭のスタート地点。それは、左右の眉頭が離れすぎていると目が離れて見えたり、鼻が大きく見えたりと、顔全体のイメージを大きく変えてしまうから。
ではどうするのが正解なのか。トレイシーによると、眉頭は鼻の穴の中心の真上からスタートするように描くと、バランスよくキレイに仕上がるのだという。今まで左右の眉を離し気味に描いていた人は、これを取り入れるとよりしっくりくるかも。
眉のプロが教える3つのコツを取り入れて、マスク顔でもしっかり目元を主張するキレイな眉毛を手に入れてみて。(フロントロウ編集部)