イギリスで俳優達が目撃されたばかり
マット・リーヴス監督による映画『ザ・バットマン』の撮影が10月中旬にイギリスのリバプールで行なわれ、ロバート・パティンソンによるブルース・ウェイン/バットマン、ゾーイ・クラヴィッツによるセリーナ・カイル/キャットウーマン、コリン・ファレルによるペンギン、ジョン・タトゥーロによるカーマイン・ファルコーネの姿が目撃された。
また、ロイヤル・リヴァー・ビルディングの上にバットマンのスタントダブルが立っているシーンの撮影も行なわれ、多くのファンが大興奮に。そんななか、アメリカのシカゴでもバットマンのカーチェイスシーンの撮影が行なわれた。
アメリカではカーチェイスが勃発
まず目撃されたのは、ゴッサムシティ感漂う道路をバイク2台が通り抜ける様子。英Daily Mailは、ペンギンがキャットウーマンを追うシーンで、バイクに乗っていたのはコリン本人だと報じた。
しかし、コリンはこの数日前にイギリスのリバプールにいたばかり。新型コロナウイルスの影響でスケジュールに影響が出ているため、とてもハードなスケジュールで撮影が進められているのか。そんな疑問が浮かぶけれど、シカゴを拠点とし、撮影地域での写真を多く公開しているフォトグラファー/ライターのジョシュア・メリンは、コリンらしき人は見かけなかったとして、バイクに乗っていたのはスタントダブルだったのではないかとしている。
last night’s scene. selina’s pov being chased by bruce and almost getting hit by a car @filming_chicago #thebatman #thebatmanchicago pic.twitter.com/fnbM2AMwU1
— ellie (@gheypiscean) October 18, 2020
� Bat’s eye view pic.twitter.com/zUdtMJnXcZ
— Joshua Mellin (@JoshuaMellin) October 17, 2020
また、バットモービルが走る様子も。しかしバットモービルも今年8月にイギリスで試験走行をしているところが確認されており、この車はバットマンの車ではないのではないか、バットマンが使っていたとしてもバットモービルではないのではないか、といった意見もある。
いずれにせよ、バットマン作品にかかせないアクションシーンは、『ザ・バットマン』でもクールなものになりそう。ちなみに、野生のキツネと見られる動物が撮影現場に乱入し、撮影が数分間止まったというほっこりエピソードも報告され、「新しい悪役だね」というコメントがあがった。
セットに隠しネタが多い様子の『ザ・バットマン』
本作の撮影地域を見て回ったファンからは、『ザ・バットマン』には様々なDCキャラクターへの隠しネタがあると報告されている。例えば、FOX 32 Newsのレポーターであり映画評論家のジェイク・ハミルトンは、撮影が行なわれている街で見つけた1枚のポスターを公開。DCコミックスのヒーローであるフラッシュのロゴが目立つけれど、よく見てみると、「GothCorp(ゴス・コープ)を壊せ」と書かれており、ゴス・コープで誕生したスーパーヴィランのミスター・フリーズへの隠しネタであることも分かる。さらにはポスターの中にあるAのロゴは、バットマンの敵であるアナーキーのもの。
Wait — is the THE FLASH logo on the Chicago set of THE BATMAN?! pic.twitter.com/p2pRpBv6kn
— Jake Hamilton (@JakesTakes) October 17, 2020
また、1997年の『バットマン& ロビン Mr.フリーズの逆襲』でバットマンを演じたジョージ・クルーニーの顔のシールが、街中の看板に貼られていた。
Setup for this weekends The Batman filming in downtown Chicago at the Thompson Center. Not much action today but spotted Bruce Wayne under the el tracks. pic.twitter.com/JWNBfKpmMr
— Joshua Mellin (@JoshuaMellin) October 15, 2020
一方で本作のストーリーに登場するのは、バットマンとキャットウーマン、ペンギンとリドラー、そして執事のアルフレッドやカーマイン・ファルコーネなどと見られている。とはいえペンギン役のコリンは、自分の出番は多くないとも話しており、まだまだ詳細が謎に包まれたままの『ザ・バットマン』について様々な予測が立てられている。(フロントロウ編集部)