“水の都”ヴェネチアでの撮影がスタート
新型コロナウイルス感染拡大の影響で制作に大幅な遅れが出ている映画『ミッション:インポッシブル』の7作目&8作目の撮影が着々と進められるなか、3月のシャットダウン以前にもともと同作のおもな撮影地に挙げられていたイタリア・ヴェネチアでのシーンの撮影がついにスタートした。
6月から撮影が再開された同作は、これまで、イギリスやノルウェーで、主演のトム・クルーズが自らスタントをこなし、バイクごと宙を舞ったり、疾走する電車の上で撮影を行なう様子などが目撃されてきたが、“水の都”ヴェネチアでは、名物である「水上タクシー」を使ったアクションシーンが繰り広げられる模様。
スーツにマスク姿のトムが、狭い運河に浮かんだ水上タクシーに次々と跳び移り、足場を確認する様子が現地パパラッチのカメラに収められた。
足元にヒヤヒヤ
58歳を迎えた現在も、ほとんどのスタントを自分でこなし、“不可能を可能にする男”の異名を持つトム。そんな彼にとっては、停止中の水上タクシーに飛び乗ることなど、朝飯前かもしれないが、彼の足元に注目して欲しい。
トムといえば、普段からヒールが高めのシューズを履いていることが多いほか、身長をより高く見せるために、かかと部分のインソールが“かさ増し”された、イタリアの紳士靴ブランドMasaltos(マスアルトス)のシークレット・シューズを愛用していると言われている。
この日のリハーサル時にトムが着用していたエナメル素材のシューズが、Masaltosのものかどうかは不明だが、ヒールは高め。さらに、船の表面には、ツヤツヤと光沢のある明らかに滑りやすそうな加工が施されており、これにドレスシューズでぴょんぴょんと跳び移る様子は、見ているほうがハラハラしてしまう。
ちなみにトムは、リハーサルということで黒マスクを着用していたが、本番では脱ぐものとみられる。
ローマ市内でカーアクションシーンの撮影も
この数日前には、ローマ市内で共演者のヘイリー・アトウェルとともにカーチェイスとみられるシーンを撮影する様子も目撃されたトム。
2人が手錠で繋がれている様子のほか、撮影用のロボットカメラのような機材を搭載した数種類の車を使って撮影が行なわれており、興味深いカーアクションシーンも期待できそう。
『ミッション:インポッシブル』7作目の公開は、2021年7月の予定だったが、2021年11月へと延期に。8作目は、2022年8月の公開予定が2022年11月へと変更となった。(フロントロウ編集部)