日本時間の10月25日に行なわれたビリー・アイリッシュの圧巻だったオンラインライブの様子をお届け。(フロントロウ編集部)

ビリー・アイリッシュのオンラインライブが圧巻

 2020年に行なわれた第62回グラミー賞授賞式において、女性として初めて、最優秀レコード賞、最優秀アルバム賞、最優秀楽曲賞、最優秀新人賞の主要4部門を制覇した今最も勢いがあるシンガーとして知られるビリー・アイリッシュ

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 本来であればデビューアルバム『When We All Fall Asleep,Where Do We Go?(ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?)』を引っさげたワールドツアーを行ない、9月には1夜限りの来日公演を行なっていたはずが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一部の公演を延期に。

 そのためビリーは、初めてWHERE DO WE GO? THE LIVESTREAM(ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー? ザ・ライブストリーム)というオンラインライブを開催。ビリーは、新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛を命じられていた際、オンラインで行なわれた合同ライブに登場したことがあるけれど、ソロとしては初めて。

 今回のオンラインライブは、日本時間10月25日の午前7時からスタートし、始まる前にはビリーが、代名詞ともいえるダボダボの服を1枚ずつ脱ぎ、最終的には下着姿になる、「NOT MY RESPONSIBILITY (私の責任ではない)」と名づけられた動画などをバックに公演開始のカウントダウンが流され、ビリーのオンラインライブを今か今かと待つファンの気持ちを盛りあげた。

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 そしてライブの定刻をすぎるとカウントダウンがはじまり、「みんな調子はどう?」と全身グッチ(Gucci)の衣装を着たビリーが登場し、「Bury A Friend(ベリー・ア・フレンド)」で幕開け。そして「ハーイ、みんな!ライブだよライブ!家にいるみんなこんにちは、ビリーだよ」とファンに挨拶をすると、お次は「You Should See Me In a Crown」を披露。ここでは、MVに登場したようなクモが巨大化して登場。ここから最先端のXR技術を用いたバックモニターが活用され、世界中のファンがビリーの世界に没頭した。

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 今回のオンラインライブでは、MVのコンセプトが反映されたものが多く、「You Should See Me In a Crown」以外にも「Xanny」ではビリーがMVで座っていたベンチが登場し、「ILOMILO」では海の中のような演出、そして「Bad Guy」ではイエロー一色の部屋でビリーが歌う姿が映し出されていた。

 「You Should See Me In a Crown」の次は大人気のドラマ『The Office』の音声をサンプリングした「My Strange Addiction」へと続き、波が演出として映し出された「Ocean Eyes」の前には、コンサートに参加しているファンがバックモニター全体に映し出され、ビリーと挨拶を交わす。そして「Ocean Eyes」では、ビリーが美しい高音を響かせながら、まるでライブ会場かのようにファンに手を振ってと指示する場面も。

 まるでファンがその場にいるかのようにパフォーマンスを行なっていたビリーは、「Xanny」をしっとりと歌いあげると、「横にいるのは私の兄であるフィニアス。フィニアスと私は音楽を一緒に作っていて、知ってると思うけどアルバムも制作している」と兄であるフィニアス・オコネルを紹介し、「I Love You」へ。「I Love You」では、大きな月をバックにフィニアスがビリーの隣でギターを弾きながら息の合ったパフォーマンスを見せると共に、まるでビリーとフィニアスが地上から遥か遠くにいるかのような空間を作り出し、引き込むような映像美も同時に見せた。

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 「ILOMILO」では、MVと同じく水中にいるような演出を見せ、映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌になっている「No Time To Die」ではしっかりと聴かせ、暗い部屋の中1人でイスに座ってパフォーマンスをした「When The Party’s Over」へと続きバラードのセクションが続いた。

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 今までバラードでその美声を響かせてきたビリーだけれど、次にお披露目されたのは、「All The Good Girls Go To Hell」。天国や神、聖ペトロなど、宗教にリンクするワードが使われた同曲は、じつは、地球温暖化についての曲。そのため、バックの映像には、地球温暖化が原因で火災が起こっている様子や、水面が上昇している様子など、地球が破壊されていく姿が映し出され地球温暖化についてのメッセージが投げかけられた。

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 ここでビリーが「みんな投票して!」とアメリカ大統領選挙への投票を促し、自分は先週すでに済ませて「とても楽しかったしワクワクした」と語った。

 この時点で残りは数曲。ビリーは続いて披露した「Everything I Want」では、バックの映像にファンを登場させ、一体感を出しラストスパート。ビリーが外出自粛期間中に制作した未来への希望や自分自身への愛を歌った「My Future」では、暗い森の中で歌っていたものの、曲の中盤に差しかかると、森が徐々に色づきはじめパッと明るくなり、まるで未来は明るいと言わんばかりの演出だった。

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 そしてラストは大ヒットを記録した「Bad Guy」を歌いあげ、約1時間のライブは終了した。

 最後にはビリーのファンがスクリーンに映し出されたのだけれど、ここで多かったのは「I Voted(投票しました)」というシールを持っていたファン。去年18歳になったビリーは投票権を獲得したばかりながら民主党全国大会に出演し、視聴者に向けてジョー・バイデンへの投票を促したことがあり、コンサート中にも頻繁に投票してと声をあげている。そのため、「I Voted」のシールを持っていたファンが多数いたということは、これまでビリーが同年代のファンに向けてずっと言い続けてきたことが伝わっていたという証でもあった。

 1時間ほとんどぶっ通しで歌い続け、XR技術を用いて圧巻のステージを見せたビリー。こだわっていたのはライブだけではなかった。

グッズ売場もこだわり抜いていた

 コンサートと言ったら、やはりグッズ。コンサートに足を運ぶと記念にグッズを購入する人が多いけれど、ビリーの場合はオンラインでのコンサート。そのため、グッズはどうなるかと思いきや、コンサート前と後にグッズ売り場がサイトに登場。

画像1: グッズ売場もこだわり抜いていた
画像2: グッズ売場もこだわり抜いていた

 ここではショップのようにグッズがディスプレイされており、自分が欲しいグッズの横にある+のボタンを押すと商品の詳細を見ることができ、その場で購入できるという画期的なシステム。

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画像4: グッズ売場もこだわり抜いていた

 グッズは一般的なコンサートと同じく、TシャツやロンT、フーディなどをはじめ、フェンダーとコラボしたオリジナルウクレレなども販売されていた。

 ビリーにとって初めてとなったオンラインライブは、隅々までこだわりがみられ、ファンを少しでも楽しませようとするビリーやスタッフなどの気持ちが伝わるものに。オンラインライブでファンと交流するなかで、ビリーは終始早くファンに直接会いたいと訴えかけていた。(フロントロウ編集部)

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