毎年11月はヒゲを剃らない人が多いことを知っていた?11月にヒゲを伸ばす人が続出する理由とは?(フロントロウ編集部)

徐々に知名度を高めるMovemberって?

 いよいよ11月に突入し、2020年も残すところあと約2ヵ月。クリスマス月間である12月の前に、11月にもじわじわと知名度をあげているイベントがあるのをご存知?それはMovember(No Shave November)という口ヒゲという意味のMoustache(マスタッシュ)と、11月という意味のNovember(ノーベンバー)を合わせたイベントで、毎年11月に開催される。

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 10月がピンクリボン月間として、乳がんについて正しい知識を広め、検診やセルフチェックなどを促すという月間だったけれど、11月はMovemberとして、前立腺がんや精巣がんといった男性特有のがんや、男性のメンタルヘルスなどへの関心を高めようとしている。

 Movemberのオフィシャルサイトによると、前立腺がんは世界中の男性が発症するがんの中で2番目に多いがんとして知られており、毎年130万人以上の人が前立腺がんだと診断され、2030年までには170万人が前立腺がんになると予想されている。前立腺がんは、50歳以上の人が患う可能性が高いけれど、もう1つの精巣がんは、15歳~39歳といった若い世代の男性が患うと言われている。そのため、Movemberではセルフチェックが促されており、どちらも早期発見が大事。

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 そんな11月に行なわれるMovemberでは、毎年多くの人が口ひげを生やしていることでも知られており、2020年はワン・ダイレクションのリアム・ペインがこの運動に参加することを表明。リアムは自身のインスタグラムに口ヒゲを伸ばしている姿を公開し「今年はMovemberに参加するために少しずつ口ヒゲを生やしてるんだ。(写真を撮影してくれた)グレッグ、栄光に輝いている僕の口ヒゲを捉えてくれてありがとう!Movemberが男性のメンタルヘルス問題、自殺予防、精巣がん、前立腺がんのために行なっている支援をサポートして」ファンにこのムーブメントに参加してほしいと語っている。

 また、口ヒゲを生やす以外にも、寄付をしたり、世界中で1時間のうちに60人の男性が自殺で亡くなっているということから、1ヵ月で60㎞を歩いたり走ったりすることやみんなでオンライン上や直接集まってなにか楽しいことをするというのもMovemberをサポートするアクションとして紹介されている。

 2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、なかには大変な思いをしている男性や、なかなか病院へ行けない男性が増えていることが心配されているけれど、このMovember月間に、男性のメンタルヘルスの問題や、男性特有のがんなど、様々なことを話してみる良い機会になって欲しいという思いで活動が続けられている。(フロントロウ編集部)

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