ショーン・メンデスにとっては普通の生活=非日常
つい先日、米人気トーク番組『The Tonight Show with Jimmy Fallon(原題)』にリモートで出演したシンガーのショーン・メンデスが、恋人で同じくシンガーのカミラ・カベロとの自主隔離生活を振り返った。
すでにご存じの方も多いと思うが、アメリカで新型コロナウイルスの感染拡大が始まった今年3月から7月まで、ショーンはフロリダ州マイアミにあるカミラの実家に身を寄せていた。全米各地で外出禁止令などの措置が取られ、人々の生活が一変した頃、12月にリリース予定のニューアルバム『Wonder(ワンダー)』を制作を始めたばかりだったショーンは、「こんな状況で音楽を作るなんて無理。できるわけがない」とパニックに襲われたという。
しかし、そういった心配はほんの1週間ほどで吹き飛んだそうで、 「(カミラの実家で生活を始めてから)1週間が経った頃かな。毎朝、卵を調理して、洗濯して、犬の散歩をして、いつも使ってるマグカップでコーヒーを飲むっていう生活がすごく良いものに感じられるようになった」と、“毎日同じことの繰り返し”というごく平凡な生活が、ショーンの心に平穏をもたらすことに。
「みんなにとっては日常でも、僕にとっては非日常」。SNSで人気に火がつき、ファーストシングルを15歳の時にリリースして以来、「ほぼずっとホテル暮らしだった」というショーンにとって、“普通の暮らし”をするのはじつに7年ぶり。コロナ禍という特異な状況下で、思いがけず心も体もリフレッシュすることができたそう。
ちなみに、自粛期間を利用して『ワンダー』を完成させたショーンは、カミラにアドバイスを求めることも多かったそうで、「カミラはニューアルバムのすべてのプロセスに関わってる。(中略)自分の恋人が作詞家でミュージシャンの場合、2つのオプションがある。(相手をライバル視して)脅威に感じるという人もいるかもしれないけど、僕は彼女に助けを求めたり、意見を聞いたりすることにした」と、『ワンダー』はカミラの協力なくしては作り上げることができなかったことを、SiriusXMのラジオ番組『The Morning Mash Up』で明かしている。(フロントロウ編集部)