ニキビがあるときに選ぶべきベースメイクコスメ
ニキビができると1日でも早く治ってほしいと思うものだけれど、そのためにはメイクによる肌の負担を最小限にすることが大切。とはいっても、やっぱりメイクは楽しみたい。そんな希望を叶えてくれるカギが、ニキビがある肌に合ったコスメを選ぶこと。そうすることで、いつも通りに近いメイクを楽しめるという。
ロンドンの有名美容皮膚科医であり、Youtuberとしても活動するサム・バンティング医師は、使うコスメのせいで毛穴が詰まって、ニキビがより悪化したり治りが遅くなったりすることがあると説明。そのため、毛穴を詰まらせないコスメや使いながらニキビのケアができるコスメを選ぶことが大切だと明かし、どんなコスメを選ぶべきかアドバイスした。
ルースパウダーではなくプレストパウダーを選ぶ
ニキビを悪化させないためには、メイクの仕上げに使うパウダーは粉状のルースパウダーではなく、固形タイプのプレストパウダーを選ぶべきだという。その理由はプレストパウダーは、皮脂などが毛穴に詰まるのを防いでくれるから。
バンティング医師は、「ルースパウダーは、毛穴を塞ぎすぎて皮脂が詰まることもあるけれど、プレストパウダーは過剰な皮脂を吸収する効果が高く、毛穴が詰まりにくい」と英メディアGet the glossで説明。ただし、顔全体に塗る必要はなくテカりやすいTゾーンのみに塗るべきだという。
ファンデと下地は肌に優しいノンコメドジェニックを
顔全体に塗るメイク下地やファンデーションは毛穴を詰まらせやすいため、ニキビがあるときにはとくに注意したいコスメ。
どんなものを選ぶべきかについてバンティング医師は、ニキビが生じにくいことがテストで確認されているノンコメドジェニックコスメを選ぶようアドバイス。ちなみにノンコメドジェニック以外のものを選ぶなら、長時間崩れないロングウェアのファンデーションはとくに毛穴を詰まらせやすいため避けるのがベターだそう。
コンシーラーは薬用タイプを選ぶ
ニキビの赤みなどがカバーできるコンシーラーはニキビ中のメイクには欠かせないけれど、毛穴を詰まらせる原因になることもあるよう。そこで取り入れたいのが、ニキビをケアしながら使えるコンシーラー。
バンティング医師は、「薬用タイプのコンシーラーは、ニキビの炎症を抑えたりする有効成分が入っているから、カバーしながらケアすることもできる」と話し、ニキビがあるときには薬用タイプを選ぶよう勧めた。
ニキビをケアしながらメイクを楽しめるコスメ。ニキビができてしまったけどメイクしたいというときには、プロのアドバイスを参考にコスメを選ぶようにしてみて。(フロントロウ編集部)