『ウォーキング・デッド』のシーズン10のボーナスエピソードに、ニーガン役のジェフリー・ディーン・モーガンの妻で俳優のヒラリー・バートンが、ニーガンの妻ルシール役で出演することがわかった。(フロントロウ編集部)

ニーガンの妻役に「ニーガン役の実の妻」がキャスティング

 シーズン11をもって10年以上の歴史に幕を下ろすことが発表されている大人気アポカリプス・ドラマ『ウォーキング・デッド』は、10月に最終回が放送されたシーズン10と2021年後半から2022年にかけて放送が予定されているシーズン11の合間に投入される、計6話から成るボーナス・エピソードの撮影が進行中。

 これまでシリーズを愛し続けてくれたファンたちを楽しませる目的もあるボーナス・エピソードのなかには、極悪非道な悪役ながら、最近では優しい一面も垣間見せている人気キャラ、ニーガンの過去を深掘りするストーリーも描かれるらしいというウワサがささやかれていたけれど、どうやらこの説は本当のよう。

 しかも、ジェフリー・ディーン・モーガン演じるニーガンの妻ルシール役には、ジェフリーが実生活で結婚している妻で俳優のヒラリー・バートンがキャスティングされたことが、米Comicbook.comの報道で明らかになった。

画像: ヒラリーとジェフリーは、9年間の交際を経て、2019年に結婚。2人には、10歳と2歳の子供がいる。

ヒラリーとジェフリーは、9年間の交際を経て、2019年に結婚。2人には、10歳と2歳の子供がいる。

 このニュースが世に出たことを受け、ヒラリーは、ツイッターを通じて、「秘密を守るのは、ちょっと大変だった。でも、ジェフェリーと一緒に仕事をするのは大好き。これまで、彼がニーガンになって、あの独特な魅力を身につけていくのを見ているのは楽しかった。それに、私は『ウォーキング・デッド』ファミリーが大好き。彼らはもう何年も私たちの家族の一部だった。彼らのやさしさにはすごく感謝してる。xoxo」と夫ジェフリーと『ウォーキング・デッド』で共演できる喜びを爆発。

 コメントの最後には「#hereslucile(ルシール参上)」というハッシュタグを添えて、自分が演じる役がニーガンの妻ルシールであることを認めた。


ニーガンの過去を描くストーリーって?

 『ウォーキング・デッド』の原作者であるロバート・カークマンは、スピンオフ作品として2017年にニーガンがメインの単独コミック『Here's Negan(原題)』を発表している。

 同作では、ニーガンの妻ルシールは、「ウォーカー」とも呼ばれるゾンビの突然発生より以前に、がんを発症。ニーガンは当時、別の女性と浮気をしており、ルシールはそれをに気づいているという、複雑な夫婦の姿が描かれた。

 ルシールと最後の時を過ごすため、やがてニーガンは浮気をやめるが、ルシールはゾンビの発生とともに命を落としてしまう。その後、ニーガンは有刺鉄線がついた野球バットに「ルシール」と名づけ、愛用するようになる。

画像1: ニーガンの過去を描くストーリーって?

 ドラマではシーズン8で、ニーガンがゲイブリエルに妻のルシールとの思い出と彼女への懺悔をこぼすシーンがあるけれど、そこまで深掘りはされていなかった。

 ボーナス・エピソードで、コミック版の『Here’s Negan』とまったく同じストーリーが描かれるかは不明だが、ニーガンの人格に大きく影響を与えたであろう、ルシールとの悲しい別れが語られるのは間違いなさそう。

 ヒラリーは、『One Tree Hill(ワン・トゥリー・ヒル)』で注目を浴びて以来、映画『ホワイトカラー』や『グレイズ・アナトミー』、『リーサル・ウェポン』といった話題のドラマに出演してきたドラマ界の実力派。

画像2: ニーガンの過去を描くストーリーって?

 『ウォーキング・デッド』では、実の夫であるジェフェリーとの息の合った演技をみせてくれるはず!(フロントロウ編集部)

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