『ミッション:インポッシブル』の撮影は危険と隣り合わせ
映画『トップガン』でブレイクして以降、数々のヒット作で主演を務め、第一線で活躍する俳優のトム・クルーズの代表作といえば、やはり『ミッション:インポッシブル』シリーズ。『ミッション:インポッシブル』の最新作は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、撮影が一時中断されてしまったけれど、9月にトムが撮影地であるイギリスに入国して、撮影が再開され、現在ではイギリス、ノルウェー、イタリアのローマ、ヴェネチアなどで撮影が行なわれている。
世界各国で順調に撮影が進められている『ミッション:インポッシブル』は、普通だったらスタントマンを使うところも、トムが自分自身でスタントを行なうことでも有名で、今回もイギリスのオックスフォードシャーに建設された巨大セットでトムが命綱をつけ、バイクと共に大空を舞っている姿が目撃されている。
前作の『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』では、トムがビルからビルへと飛び移るという危険なスタント中に着地に失敗し、飛び降りるはずだったビルの屋上の縁に激突し、足首を骨折したこともあり、撮影は常に危険と隣り合わせ。
『ミッション:インポッシブル』のスタントについて語る
一番身近でトムのスタントを見守る人たちはどう思っているのか。長年『ミッション:インポッシブル』でトム演じるイーサン・ハントの相方であるベンジーを演じるサイモン・ペッグが人気司会者であるコナン・オブライエンのYouTubeチャンネルで本音を語った。
サイモンはトムのスタントについて「映画を見て、彼のスタントを見ていると、ハラハラさせられるし、差し迫った危険を本気で感じることがある。だってトム自身がやっているから。そして、彼が(朝のTV番組)『グッドモーニング・アメリカ』に出演してプレスのインタビューを受けている姿を見て、彼が生きていることが分かる。彼が(スタントを)やるのを見ているときは、実際に生存するかどうかは検討もつかない。彼が何かに乗って崖から落ちた後は、みんな、『良い飛行だった、良い飛行だった、みんな?』と(トムの無事を知らせる)声がかかるのを待つんだ。本当に恐ろしいよ」と語り、長年間近でスタントを見てきたサイモンでさえ恐ろしい時があるという。
これまで命の危険を顧みず、飛んでいるヘリコプターに捕まったり、ドバイにある高さ828メートルを誇るバージ・カリファの壁面を登ったりと、数々のスタントに挑戦したトム。『ミッション:インポッシブル』最新作では、どのような度肝を抜くスタントを披露してくれるのか。
(フロントロウ編集部)