私、疑われてる?
アメリカ発の倉庫型スーパーで、多くの商品が大量パックで買うことができ、さらには家電や衣服まで扱っているコストコ。日本にも25を超える店舗があり、会員制でありながら大人気となっている。
多くのスーパーではレジでお会計を済ませればあとは帰るだけだけれど、アメリカのコストコではさらにもう1ステップ。出口のドアを出る前に従業員が利用客のレシートを確認する。多くの会員が1回の買い物で大量に購入することが多いコストコでは、万引きを防ぐためにもレシートと購入品のチェックが行われていると思われていたけれど、じつは別の真相があったよう。アメリカのニュージャージー州にあるコストコで働く従業員が米Business Insiderに明かした。
「あれは主として会員が過剰請求されていないかの確認です」
レシートをチェックするのは、利用客がそれより多くの物を持っていないかを点検しているのではなく、多くの買い物をする利用客が購入品分より多く請求されていないかの確認! なんとなく、自分も疑われているのかなと感じてしまう行動だけれど、じつは利用客への配慮から。また、あとで過剰請求だったという問い合わせがあった場合に店舗にかかる手間を考えても、店舗側的にはやっておきたいことのようだ。

コストコの誤解は他にも
コストコに関するウワサのなかには、じつは違う理由で行われているにもかかわらず、誤解されているものが他にもある。例えば、大きな倉庫の中では目的の商品を見つけるまでに時間がかかってしまうこと。これには、コストコは利用客を歩かせて、より多くの商品を購入させるために商品の陳列を分かりづらくしている、なんていう声もある。しかし従業員はこうコメント。
「そういったゲームをするには場所がないよ」
コストコに商品を置いている企業には、定期的に商品が置かれている場所を変えるよう契約している企業もいるけれど、それはむしろ利用客から簡単に見つけられるようにするため。目的の商品が見つけられないのは、コストコの店舗がだだっ広いからのよう。(フロントロウ編集部)