新型コロナウイルスについて「みんなを平等にした」と語って物議を醸したマドンナの発言にマイリー・サイラスが反論した。(フロントロウ編集部)

マイリー・サイラスがマドンナに反論

 およそ3年ぶりとなるニューアルバム『プラスティック・ハーツ』を11月27日にリリースすることを発表しているシンガーのマイリー・サイラスが、ノルウェーのテレビ番組『Skavlan』に出演。以前、マドンナが新型コロナウイルスについて語って物議を醸した発言について言及した。

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 マドンナは今年3月、現在は削除されているSNSへの投稿で、新型コロナウイルスが社会にもたらした影響について、「(新型コロナウイルスは)どんなにお金を持っていようと、有名人であろうと、面白い人であろうと、賢い人であろうと、どこに住んでいようと、何歳であろうと、どんなに素晴らしい話を語れようと関係ない。すべてを平等にする強大なものであり、その恐ろしさが素晴らしさにもなる」と、どんな人でもかかる可能性があることに言及した上で、「恐ろしいのは、多くの点でみんなを平等にしたということ。そして、素晴らしいのも、多くの点でみんなを平等にしたということ」と語り、物議を醸した。

 今回、マイリーはそんなマドンナの発言について訊かれると、「それには同意しない」とした上で、「最近はこれまでの人生で見てきた以上の分断を目にしていると思う。分断は人種や富で起きていることで、富と健康は同じものだと思っているから」と語り、新型コロナウイルスは人種間や経済面での格差を広げたと指摘。

 「ものすごく間違っていると思うし、だからこそ、今回の選挙は重要なの」とマイリーは現在開票作業が進められているアメリカ大統領選に言及しながら、「そういうわけで、新型コロナウイルスは何も平等にしていない」とマドンナに反論した。

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 マイリーは今年4月にも新型コロナウイルスが社会にもたらした分断に言及していて、米The Wall Street Journalによるインタビューのなかで、「私が経験しているのはCOVID-19じゃない。確かに私の人生は(COVID-19の影響で)一時的にストップしたけど、パンデミックがどんなものなのか、厳密には分かっていない。私は自分がいる空間に満足しているし、テーブルには食事を用意できるし、経済的にも安定してる。それは多くの人に当てはまることじゃない」と、自分がセレブという恵まれた立場にいることを指摘。

 「自分が変わった立場にいることは理解してる。私がこのパンデミックで経験していることは、この国や世界のほとんどの人たちとは異なっている」として、セレブとして一般の人たちとは経験していることが異なるはずだと語っていた。(フロントロウ編集部)

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