良いとこ取り!話題のゼリータイプスキンケア
日々さまざまなスキンケアトレンドが誕生するなか、いま海外のスキンケア市場で最も注目されているのが、ゼリータイプのスキンケア製品。

その名の通り、ゼリーのようなテクスチャーが特徴のスキンケア製品で、従来の保湿ジェルと保湿クリームの“良いとこ取り”だと世界中のビューティ好きから人気を集めている。そんな、最新スキンケアトレンドのの魅力を海外の皮膚科医たちが米Shapeで紹介した。
ゼリータイプの特徴とは?
米フロリダ州のハランデール・ビーチを拠点にする認定皮膚科医で美容外科医のベルタ・バーム医師によると、ゼリータイプのスキンケア製品の1番の魅力は、どんな肌タイプにも使える万能性。
バーム医師は「ゼリータイプのスキンケア製品は、非常に軽やかで水分を多く含んでいるため、あらゆる肌タイプの保湿に適している」と説明。というのも、一見すると「ジェルタイプ」のスキンケア製品と同じものに見えるゼリータイプだけれど、実は全くの別物。

米ロサンゼルスにあるスキンケアクリニックSkin Care and Laser Physicians of Beverly Hillsで皮膚科医を務めるナイサン・O・ウェスリー医師いわく、「ジェルタイプ」のスキンケア製品は、一般的に“アルコールベース”で作られており、さっぱりとした使い心地が特徴。
一方で、「ゼリータイプ」のスキンケア製品は、“ウォーターベース”で作られているため、軽やかなテクスチャーでありながらジェルタイプのように乾燥する心配がなく、乾燥肌でも安心して使用することができる。
また、ゼリータイプには、肌に水分を引き込む効果(親水性)にも優れているため、肌のバリア機能を高めたり、肌の炎症を和らげたりする効果もあるとウェスリー医師は説明する。
混合肌&脂性肌の人にオススメ
あらゆる肌タイプに使えるゼリータイプだけれど、なかでも混合肌と脂性肌の人にオススメ。
バーム医師は「ゼリータイプは、オイルフリーでベタつかないし、毛穴もつまらない。しかも、(保湿力が高いため)ニキビなどの肌トラブルに伴う赤みを和らげることもできる」と助言。

さらに、ウェスリー医師は「(ゼリー状のスキンケア製品の)主な成分はヒアルロン酸。ヒアルロン酸には、肌のバリア機能を保護するために、水やビタミンB3やB5のような栄養素を引きつける働きがある」 と、保湿以外にもさまざまな美肌効果が期待できるともコメント。
つまり、皮脂の分泌量が多く、ニキビができやすいこれらの肌タイプにとって、保湿ジェルと保湿クリームの“良いとこ取り”のゼリータイプは、まさに美肌の救世主といえる。
海外で大注目のゼリータイプは、保湿剤のほかにも、クレンザーやフェイスパックなど、さまざまなスキンケア製品として展開されている。日本でも多くのブランドが発売しているため、興味のある人はぜひチェックしてみて。(フロントロウ編集部)